市長コラム「こもれび通り」
ページ番号1018790
令和7年11月号
もう一度スキーに連れてって
 今から30年以上前、空前のスキーブームがありました。大渋滞の中、徹夜で車を運転してスキー場へ行き、リフトは一時間待ち。そんな状況、40代以下のみなさんには想像できないでしょうね。
 私も市民スキー教室のスタッフとして、長年、楽しくレッスンをしてきましたが、コロナ禍以降はしばらく活動を中断していました。そんな中、病院でバッタリお会いしたシニアに「もう市民スキーはしないの?」と、声をかけられました。お体に問題はあれど「この余生、まだまだ滑りたい」との思いを語る姿に、強く心を打たれました。
 その思いを共有した何人かのスタッフで、昨シーズン、久々にスキー教室を再開したのです。生徒さんの平均年齢は79歳、最高齢はなんと84歳!しかし、おしゃれなスキーウェアにヘルメットをかぶる姿はエイジレス。みなさんの衰えない優雅な滑りに感動しました。
 「もう40歳、若くはないよ」「還暦を過ぎて今さら」「古希を迎えたのにスキーなんて」など、私たちは年齢を言い訳にすることがあります。逆に「私、いくつに見えます?」と聞く方も。
 提案です。年齢という数字はさておき、まずは自分の体と思いに素直に向き合ってみませんか?年甲斐もなくチャレンジする姿は、いくつになってもかっこいいものです。
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