冷感・冷却スプレーもアルコール消毒液も引火します。

ページ番号1007833  更新日 2022年10月13日

熱中症予防としての「冷感・冷却スプレー」、新型コロナウィルス対策として「アルコール消毒液」などの製品はLPガス・ブタンガスなどの「可燃性ガス」や「危険物」が使用されている場合があります。

使用するときは「注意事項」をチェックして!

「冷感・冷却スプレー」や「アルコール消毒液」製品に「可燃性ガス」「危険物」と記載してあれば、使用を誤ると火災や事故につながる危険性があります。製品の「注意事項」などはしっかりチェックしましょう。

使用する前には「性質」を理解しましょう。

LPガス・ブタンガス

「冷感・冷却スプレー」に使用されているLPガス・ブタンガスは

  • 空気より比重が重く滞留のおそれがある。
  • 極めて可燃性・引火性の高いガスである。
  • 熱すると爆発するおそれがある。

※使用した後、衣服(着衣)に「可燃性ガス」が残っている状態でライターの火を使用したり、密閉された空間で使用し、低い場所に「可燃性ガス」が滞留したまま、火種(ライターの火や静電気)が加わると、引火する危険性があります。

アルコール(エタノール)

「アルコール消毒液」に主に使用されているアルコール(エタノール)は

  • 引火性の高い液体及び蒸気
  • 引火点13℃(火種が加わると引火する温度)
  • 発火点422.78℃(火種がなくても過熱した際に自然に燃えだす温度)

と言われています。

  • ※「アルコール消毒液」を車内に置き忘れていませんか?
    夏場は車内温度が55℃を超えることもあります。容器が破損したり、こぼれたり、漏れたりすると危険です。
  • ※火を使って調理する場合、近くでアルコールスプレーを使っていませんか?
    スプレーで使用する場合、特に引火しやすくなります。調理前に手指消毒する場合は、引火危険のない場所でしましょう。
  • ※おもちゃ花火をする時、アルコール消毒液が手や服に残ってませんか?
    アルコールは火気厳禁です。とくにライターなどで直接着火は危険です。
    手などについたアルコール消毒液が完全に蒸発しているか注意しましょう。

事故事例

広島県福山市で、トラックの運転手が「冷感・冷却スプレー」を使用し、車内でたばこを吸おうとライターの火をつけた際、爆発火災になった。(車内に充満していた「可燃性ガス」に引火し爆発した可能性が高い。)

スプレー缶の廃棄時も注意が必要です。

北海道札幌市で、会社の従業員が屋内で除菌・消臭スプレー缶のガス抜きをしていて、給湯器に点火した際、爆発火災になった。(屋内に滞留していた「可燃性ガス」に引火爆発した可能性が高い。)

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消防本部 総務予防室 予防グループ
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1丁目21番6号 (消防本部)
電話番号:06-6193-1116 ファクス番号:06-6193-0101
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