吹田操車場遺跡の埋蔵文化財の発掘調査結果等に関する現地説明会を開催(2026年1月19日提供)
ページ番号1041763 更新日 2026年2月2日
文化財保護課(電話:06-6338-5500)
1 概要
吹田市教育委員会は岸部中(北)住宅跡地において、市の複合施設整備事業に伴う、吹田操車場遺跡の発掘調査を行っています。この調査により、弥生時代から中世の様々な遺構・遺物が見つかっています。調査の成果を広く知っていただくため、調査区域の一部を公開し、現地説明会を開催しますので、お知らせします。
2 吹田操車場遺跡について
吹田操車場遺跡はかつて“東洋一”と謳われた旧国鉄操車場跡地一帯に広がる、旧石器時代から近代までの遺跡で、昭和42年(1967年)に発見されました。その範囲は、JR東海道線(京都線)岸辺駅の東から、吹田駅周辺にまで及びます。また、隣接する摂津市内にも展開しており、同市域では明和池遺跡と呼ばれています。
3 調査の経過
吹田市教育委員会は、吹田操車場遺跡周辺地※である岸部中(北)住宅跡地において、複合施設建設工事が計画されるにあたり、令和6年(2024年)9月から10月にかけて試掘調査を実施しました。調査の結果、古墳時代から中世の遺構・遺物が分布していることが確認されました。同年12月に吹田市教育委員会は当該地を吹田操車場遺跡の遺跡範囲に拡大し、令和7年(2025年)10月6日から公益財団法人大阪府文化財センターの協力のもと、記録保存のための発掘調査を開始しました。
※周辺地:周知の埋蔵文化財包蔵地(遺跡)の範囲ではないが、近接するような場所。
4 調査概要
調査総面積:1879㎡
調査範囲:1区(施設西側、474㎡)、2区(施設東側、1134㎡)、その他(雨水貯留槽等、271㎡)
進捗状況:1区については令和7年(2025年)10月6日から10月30日まで調査を実施。調査は終了し、既に埋め戻し済。2区については令和7年(2025年)10月27日から調査を開始し、令和8年(2026年)1月7日に終了。1月31日の現地説明会の実施後、埋め戻しを行う。
5 調査結果(詳細は別紙参照)
今回公開する2区では現在、掘立柱建物、溝、土坑等が検出されました。このうち、大溝(別紙平面図109溝)は幅4.5m、深さ0.8m(一部1.8m以上)あり、中国白磁、東播系須恵器鉢、土師器皿等が出土していることから、鎌倉時代の遺構だと考えられます。また、掘立柱建物は3棟見つかり、これらの建物を囲うように溝が巡っていました。この溝から出土した土器により、これらの遺構は大溝と同じく鎌倉時代のものと考えられます。この他、別の溝から古墳時代の陶棺の出土がありました。なお、2区に先立って実施した1区の調査では鎌倉時代のものと考えられる掘立柱建物2棟のほか、古代や中世の土坑・溝が検出され、8世紀頃の須恵器、13世紀の瓦器などが出土しました。
6 現地説明会について
- 主催:吹田市教育委員会、公益財団法人大阪府文化財センター
- 日時:令和8年1月31日(土曜)13時~15時
- 全体説明は13時、14時の2回実施します。(各回20分程度)
- 会場:吹田市岸部中2丁目8番 岸部中(北)住宅跡地(アクセス:JR 岸辺駅北口より徒歩10 分)
- 内容:2区の遺構の公開と解説、出土品の展示
- 参加申込み:不要
- 参加費:無料
※少雨決行、荒天中止 ※入退場自由
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