国際都市交流事業

ページ番号1010781 更新日 2022年9月21日

吹田市の国際交流について

公益財団法人 吹田市国際交流協会(SIFA:SUITA INTER-PEOPLE FRIENDSHIP ASSOCIATION)及び市民と協働して国際交流を推進しています。

友好都市との交流

吹田市はスリランカ・モラトワ市(Moratuwa)、オーストラリア・カンタベリバンクスタウン市(Canterbury-Bankstown)と友好交流都市提携を結んでいます。交流の経緯などは次のリンクをクリックしてください。

国際交流 各種イベント等の紹介

  1. 中国・上海市から194名の中学生が吹田市を訪問しました
  2. 伝統文化に触れ 日本を感じてください
  3. ことし(2018年)の夏、スリランカでのホームステイ体験レポート
  4. スリランカ名誉総領事が吹田市千里図書館でスリランカ(モラトワ市)を語りました
  5. 外国人観光客が忍者に変身
  6. 私の思い 日本語で伝えました

モラトワ市、カンタベリバンクスタウンとの交流の経緯など

モラトワ市との交流の経緯

1980年(昭和55年)10月、スリランカ民主社会主義共和国大阪名誉総領事館が市内(江坂)に開設され、名誉総領事から吹田市に対してモラトワ市との都市提携の申し出がありました。
1981年(昭和56年)7月、吹田市長、吹田市議会議長による先遣視察が行われ、その年の8月に本市で開催した「吹田まつり」にスリランカ民族舞踊団が特別参加するなど、先方の熱意に応える中で、1982年(昭和57年)5月市議会の議決を得て、同年7月20日にモラトワ市代表団を招き、本市において正式に調印しました。

【提携日】1982年(昭和57年)7月20日
【人口】約18万人
【面積】16平方キロメートル

スリランカ・モラトワ市

商業都市コロンボの南20kmに位置するスリランカ第3の都市です。
塗装、機械、縫製などの産業が盛んです。また、スリランカの技術大学の一つ、モラトワ大学がることでも有名です。

カンタベリバンクスタウン市

オーストラリア太平洋岸のニューサウスウェルズにあり、シドニーの南西20kmに位置する住宅・文化・商業都市です。2000年(平成12年)のオリンピックでは自転車競技が開催されました。

地図:友好都市の位置図

カンタベリバンクスタウン市との交流の経緯

1985年(昭和60年)、吹田市国際交流協会が派遣したホームステイツアーによるバンクスタウン市訪問を契機に交流が深まりました。姉妹提携に発展させたいという故パーカー市長の意向をケビン・ヒル市長が受け継ぎ、1988年(昭和63年)3月、吹田市長の招聘に応じ訪問団が吹田へ訪れました。その後吹田市からの答礼訪問団の派遣、日豪姉妹都市シンポジウムへの吹田市長、吹田市議会議長の出席などを経て、1989年(平成元年)3月9日、本市において正式に調印しました。なお、バンクスタウン市は、2016年(平成28年)5月の合併により、カンタベリバンクスタウン市となりました。

【提携日】1989年(平成元年)3月9日
【人口】約35万人
【面積】110平方キロメートル

ホームステイ体験レポート

ことし(2018年)の夏、スリランカでホームステイを体験した市内の大学に通う学生お二人に体験レポートをお願いしたところ、快く引き受けいただきました。ご紹介させていただきます。お名前と大学名は本人の希望により公開いたしません。

一人目の体験レポート

スリランカの自然 魅力ある動植物たちに触れて

私がスリランカへ旅をするきっかけとなったのは、ある日父に「スリランカへ行ってこないか?」という誘いをなんとなく受けたからである。また、私が通っている大学のある吹田市とスリランカのモラトワ市というところが姉妹都市であるという事から、私は今回このレポートを書くことになった。ここでは、私が主にスリランカのキャンディーという土地で目にした豊かな動植物を紹介しようと思う。

スリランカの気候は一年を通して温暖であるため、日本では自然に見ることのできない多種多様な動植物が生息している。私が滞在したスリランカ内陸部の都市キャンディーはまるでジャングルのように背の高い木々に囲まれ、その豊かな自然の中でたくさんの生き物と植物を見ることができた。
まず、私の目を引いたのは豊富な果物だ。背の高いココナッツの木はそこら中にはえており、飲む点滴といわれるほど栄養価が高いため現地の人々の生活にはかかせない。また日本でもよく口にするバナナの木、その他にもランブータンやジャックフルーツ、マンゴスチンといった日本ではあまり見聞きしないようなものまで、とにかく沢山の果物がそこら中に自生していた。これらは人と生き物たちの食糧であり、実際に私も赤いバナナやパパイヤ、変わったブドウなど色々なものを食べてきたがその中でも最も印象に残っているのがウッドアップルという果物のジュースであった。
このウッドアップルは日本ではまず見ることがないがスリランカではメジャーで、栄養価がとても高い果物であると聞いた。

しかしこの果物の発する匂いはかなり癖があり、恐らく多くの人が口にすることをためらうであろう。しかし味は少し酸っぱいもののほんのり甘く口にしやすい味であったため、匂いが気になる前に一気に飲み干してしまうのがおススメである。その他にも多くの美しい花や草木がスリランカには生息している。私の訪れたペラデニア植物園では珍しい植物を多く見ることができた。
スリランカにはたくさんの動物も生息している。中でも目にする機会が多かった生き物はリスである。彼らは自然豊かなキャンディーにも都市のコロンボにも多く生息し、いたるところでその可愛らしい姿を見ることができた。
そのほかに、サルもスリランカには多く生息していた。彼らは一見ニホンザルのように見えるが実はトクモンキーというスリランカの固有種である。現地の人は彼らの庭の木にサルを住ませてペットのように飼うことも多いようだ。また、自然豊かなキャンディーではカラフルな鳥や日本では見られる場所が限られるホタル、また水辺には小さいものであったがワニも生息していた。
キャンディーの家では日中は窓を開けっぱなしにしており、また天井にも隙間があるため虫やトカゲなどが家の中に多く入ってくるためベッドに蚊帳がついていたりするが、現地の人は特にそれを嫌がることもなく生活していた。しかし、私が洗面所にいた大きなカタツムリを見せた際にはさすがに驚かれた。自然豊かで珍しい生き物の多いスリランカだが、私が最も目にする機会の多かった生き物は日本でもよく見る犬であった。

しかし、私がスリランカで目にした犬の多くはリードには繋がれていない野犬であり、その多くは人間に捨てられた元飼い犬やその子孫である。サイズは中型犬から大型犬ほどのものが多かったため彼らには少々威圧感を感じたが、実際には彼らの多くは飼い犬のように大人しく人に慣れており、現地の人々も彼らを追い払ったりせず食べ物を与えたり彼らを受け入れていた。
しかし夜になると何匹もの犬が大きな声で吠えたり、また生態系を壊したり、ペットが襲われるなどの被害もあり野犬は現地の人々の問題になることもある。日本では年間何万頭もの捨てられた犬たちが殺処分されているが、仏教国であるスリランカでは無駄な殺生は許されないため、野犬たちの数はますます増えていくというのが現状である。

私は豊かでユニークなスリランカの植物や動物を紹介したが、スリランカにはほかにも遺跡やお寺などの歴史的建造物や珍しい食べ物など魅力がたくさんある。また都市部では現在急速に開発が行われており、発展途上国特有の古い建物と近代的な建物が混在する街の様子は一見アンバランスであったがどこか不思議な魅力を感じた。もし今後海外への旅行を考えている人がいるなら、私はここでしか目にすることのできない手付かずの大自然やユニークな文化に触れることのできるスリランカをぜひおすすめしたいと思う。

二人目の体験レポート

スリランカと日本の繋がりを求めて

私がスリランカへ旅をしようと思ったきっかけは、戦後の日本を助けてくれたのはスリランカだったという歴史を知ったからです。1951年9月6日午後11時、スリランカ代表のJ・Rジャヤワルダナ大臣の演説が始まりました。舞台は、日本の他に51か国から代表が集まった米国サンフランシスコ講和会議です。その演説は、日本の損害賠償請求権を放棄するものであり、そのお陰で日本は独立を回復する事が出来たのです。それともう一つ、私が通う大学とスリランカコロンボ大学が協定大学であったという為留学先をスリランカへと決めたのです。

スリランカは、国民の70%が仏教徒という事もあり日常の暮らしの中に仏教が深く根付いているという事を感じました。仏教の日曜学校があり、寺院にお参りへ行くこと、目上の人や親を敬う事がとても重要視されています。子供達の学校の送迎は親が行い家族揃って食卓を囲み、日本ではなかなか見られない光景となってきているのではないのであろうか。
また、医療費と教育費が無償である国の制度にも衝撃を受けました。勿論、私立という選択も存在するのだが、日本もそのような制度を導入する事によって国民の生活が楽になるのではないのかと考えてしまいました。

都市部のコロンボ以外の地域は、自然で溢れまだまだ未開発です。高速道路もようやく工事が進み始めたという印象を受け、これから先移動もスムーズに行う事が出来るのだろうと感じました。スリランカの紅茶産業は、150年以上続いているという事でしたので紅茶工場の視察へ行きました。紅茶の製造工程や茶葉には様々な種類があるという事、品質管理が整備されている事、セイロン紅茶の魅力を知る事が出来ました。

未開発な資源が多く存在するようにも感じました。将来的に日本の技術と未開発な資源が上手く融合されると、両国の相互発展へと繋がるのではないかという印象も受けました。スリランカの人々は、とても親日で日本が好きなようです。私達も数週間スリランカで過ごしましたが、ホームスティ先の家族や近隣の人々行く先で出会う人達に良くしていただきました。子供達にも、日本の文化や挨拶や遊びを教えてあげる事ができ私達が訪れた事が彼らの心に残る事を願います。

これからも、スリランカへ訪れる日本人が増えスリランカの魅力に触れ交流が盛んとなり友好の絆がさらに深まる事を願います。

提供いただいた写真

写真:トクモンキー
日本のサルによく似たトクモンキー
写真:ココナッツ
そこら中に生えるココナッツの木
写真:マンゴスチン
フォルムが可愛いマンゴスチン

写真:インド洋

写真:バルコニー


美しい海と山の上にあるとても高い塔などスリランカには見所がたくさんあった

写真:スリランカの都市
開発が急速に進むスリランカの都市
写真:野犬
路上で寝る野犬

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図書館講座じゅずつなぎ

スリランカ人と大阪の人はDNAが同じ!?

写真:講演の様子
スリランカの魅力を話す
タニシさん(左)とアルッガマゲさん(右)
写真:世界遺産シーギリヤ・ロック
世界遺産「イサンシーギリヤロック」

2018年11月18日(日曜)、千里図書館による「図書館講座じゅずつなぎ:もっと知りたい おとなの国スリランカ」が、千里市民センター多目的ルームで開催されました。
講師は、在大阪スリランカ民主社会主義共和国名誉総領事のD・W・アルッガマゲさん、日本語の勉強のために来日中のタシニ・ダルトシャさんほか。

参加者は、一度も訪れたことがないという人から、何回も訪問し近々また行く予定の人まで、約40人。
まず、アルッガマゲさんからスリランカと日本との歴史的なつがり、モラトワ市と吹田市との関係についての話がありました。続いて「スリランカ人はよくしゃべり、よく食べ、よく笑う。大阪の人と同じDNAなのかと思う」、「日本語とシンハラ語は文法がよく似ているので、ぜひマスターしてほしい」とお互いの共通点を話したり、「スリランカに来て気をつけてほしいのは満月の日。この日はお酒が禁じられています。もちろん観光客も飲めません」といったワンポイントアドバイスもありました。
そのほか世界遺産、カレー、宝石、アーユルヴェーダなど多岐にわたる話に参加者は驚いたり、感心したり。最後に「心と身体にやさしいスリランカにぜひお越しください」。
タシニさんからは仏教について。「スリランカは仏教の国といわれています。仏教は私たちの生活に根付いています」。
彼女も「スリランカに来てくれたら、自分の故郷と思ってもらえるはずです」と訪問を呼びかけていました。

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外国人観光客が浜屋敷で忍者に変身

写真:忍者体験1

写真:忍者体験2


日本の文化を代表する歴史的な建物など地域文化資源を活用し、外国人観光客を呼び込み、にぎわい創出に向けた事業に対する補助金が近畿経済産業局より創設され、旭通商店街のみなさんが今年度、この事業に取り組んでいます。
2018年11月30日、商店街ツアーと忍者体験が行われました。忍者体験に参加したのは吹田市を訪れていた
外国人観光客ら5人(アメリカ、ドイツ、メキシコ、台湾)。浜屋敷で上着とはかまに着替え忍者に変身。気を静めたり精神力を高めたりするときの印の結び方や、忍刀(しのびがたな)を使っての戦い方などさまざまな忍術を伊賀流忍者から教わった後(写真)、舞台を高浜神社に移し手裏剣、吹き矢の体験をしました。
観光でアサヒビール吹田工場見学に来た際、チラシを見て参加したというブライアンさん(アメリカ)は「とても楽しい時間でした。日本の文化を知ることができてよかった。日本が好きになりました」と話していました。
訪日外国人を対象にした商店街ツアーは来年(2019年)1月25日(金曜)、2月22日(金曜)にも開催されます。
外国からの観光客が日本の文化を知る良い機会です。

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伝統文化に触れ 日本を感じてください

入場無料

開催日 2019年2月23日(土曜) 10時00分~15時00分
会場 メイシアター3階(レセプションホール、和室、第一会議室)

吹田市内で芸術や文化活動を行う28団体が吹田市文化団体協議会を作り、団体の育成や活動の推進など、文化振興を目的にさまざまな活動を行っています。
この日、外国人の皆さんに体験していただくのは、「将棋」、「きりえ」、「着付け」、「お茶席」、「盆栽」、「民謡・民舞」、「邦楽」、「投扇興」、「折り形」など。各団体の会員が丁寧に指導します。
日本の伝統文化に触れ、日本に興味を持つ機会にしていただきたいと思います。

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中国・上海市からお越しの中学生のみなさん、ようこそ吹田市へ

学校交流や施設見学等を通して見聞を広めるため、中国・上海市尚徳実験中学校の生徒194名が1月20日~25日、大阪、京都などを訪問しました。
22日午前中に茨木市を訪問し、午後から吹田市へ。受け入れたのは大阪府日本中国友好協会と吹田市日本中国友好協会。通訳は大阪大学で学ぶ中国留学生たちが務めました。
最初に訪れたのは万博記念公園。太陽の塔をバックに記念写真を撮った後、EXPO’70パビリオンを見学しました。
次に訪れたのが大阪大学。バス5台でキャンパス内を見学しました。「ビル(校舎)が立派」「勢いを感じた」、車窓から見る学生に「学術的なものを感じた」といった声がありました。
この日市内のホテルに泊まり翌日、枚方市を訪問し25日に日本を発ちました。

写真:太陽の塔の前で記念撮影
太陽の塔の前で記念写真を撮りました
写真:EXPO70パビリオン
EXPO'70パビリオンで説明を受ける生徒たち

写真:医学部前で記念撮影
大阪大学医学部学舎の前で記念撮影
写真:ホテル阪急で夕食
宿泊ホテルで楽しい夕食の時間

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私の思い 日本語で伝えました

吹田市国際交流協会による外国人を対象にした「日本語教室」の学習者たちが、2018年12月9日(日曜)、市立市民公益活動センター(ラコルタ)で学習の成果を披露しました。

発表したのは14人。柔道と日本の文化をテーマに16歳から始めた柔道で数々の賞を取ったこと、冬はマイナス30度になることもあるという内モンゴルの冬の遊びの話など思い思いのテーマで発表しました。
また、来年3月に母国に帰るという学習者は「いろいろな国を訪問したけど、日本以上に安心・安全・きれいな国はない。これからも日本を愛し続けます。多くの方にお世話になり本当にありがとうございました」と、感極まって涙を流す場面も。
発表を聞いていた参加者は、「みなさん日本語が上手で驚きました。これからも日本語の勉強がんばってください」とエールを送っていました。

写真:南アフリカの発表者

写真:台湾の発表者


写真:フランスの発表者

写真:カザフスタンの発表者


クイズや写真を用意して発表する人や、思いを全身で表現する人など(写真)

国際交流の紹介

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