ヘイトスピーチ解消に向けて
特定の人種や民族の人々を排斥する差別的な言動、いわゆるヘイトスピーチは、人々に不安感や嫌悪感を
与えるだけでなく、人としての尊厳を傷つけ、社会に差別意識を生じさせることにつながりかねないものです。
近年、このような差別的な言動が各地において行われ、社会的関心を集めるとともに、社会問題化している
状況にあります。
これらの状況のもと、国連の人種差別撤廃委員会は平成26年(2014年)8月29日、ヘイトスピーチに
関連し、「憎悪及び人種差別の表明、デモ・集会における人種差別的暴力及び憎悪の扇動にしっかりと
対処すること」として、日本政府に対して適切な対策を講じるよう勧告を行っています。
こうした中、国においては、平成28年(2016年)6月3日に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の
解消に向けた取組の推進に関する法律」を施行しました。
条文 (PDFファイル; 81KB)
附帯決議(衆議院法務委員会) (PDFファイル; 53KB)
附帯決議(参議院法務委員会) (PDFファイル; 49KB)
リンク先
大阪府においても、令和元年11月1日、ヘイトスピーチをなくし、全ての人がお互いに違いを認めあい、
尊重しあう共生社会づくりをめざして、「大阪府人種又は民族を理由とする不当な差別的言動の解消の推進
に関する条例」(「大阪府ヘイトスピーチ解消推進条例」)が施行されました。