令和4年度市民健康教室
令和4年度 脂質異常症予防教室「甘く見ないで!脂質異常症 ~健診で、高コレステロール血症・高中性脂肪血症と言われたら?~」を開催しました。
プログラム
日時
令和4年6月22日(水)午後2時00分~4時00分
対象
74歳以下の市民
会場
吹田市立保健センター 研修室
内容
「脂質異常症の病態、原因、予防方法など」
講師:大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 小関 正博 医師
※成人保健課の管理栄養士による講演も実施予定でしたが、医師の講演内容と講演時間の関係により、講演は実施せず資料のみの配布となりました。
参加者
39名
教室の様子
年齢を重ねるにつれ、血管は弾力性を失い、徐々に固くなっていきます。血液中の脂質のバランスが崩れていると、動脈硬化が早く進みます。脂質異常症があっても自覚症状は無く、知らぬ間に動脈硬化が進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞等の命に関わる病気を引き起こす事が考えられます。生活習慣病である脂質異常症となる原因、病態、予防方法等を学んでいただきたいと思い、本教室を開催しました。
医師講演「甘く見ないで!脂質異常症~健診で。高コレステロール血症・高中性脂肪血症と言われたら?~」
小関正博先生からは、脂質異常症の病態や基準値、脂質異常症だとなぜ
いけないのか、
脂質異常症予防のポイントなどについて、写真やデータ等

も用いながらわかりやすく説明がありました。
- 脂質異常症の治療目標値や治療方法は、基礎疾患の有無や、性別などによっても異なります。健診などで指摘を受けたら、放置せずに早めに受診し、主治医の指示に従い治療を進めましょう。
- 脂質異常症を治療することで、血中のLDLコレステロールと中性脂肪の増えすぎや、HDLコレステロールが少なすぎる状態等が改善され、将来の脳卒中、心臓病(狭心症・心筋梗塞)等を予防し、健康寿命を延ばすことに繋がります。
- 脂質異常症を予防・改善する生活習慣のポイントは、「禁煙」、 「減塩・食物繊維の摂取・適切なエネルギー量にする等の食事管理」、 「体重管理」、「毎日30分以上の適度な運動」「ほどほどの飲酒量にする」です。
参加者からは、「まずは日々の食生活の改善から始めていきたいと思います。」、「無理に重い運動をしなくても、軽い運動をすればよい事がわかりました」、「中身が濃くて、大変勉強になりました。」などの感想が寄せられました。
配布したちらし