高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種

ページ番号1016747 更新日 2024年4月15日

お知らせ

令和6年4月1日から高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種の対象者が変更になりました。

平成26年度から高齢者の肺炎球菌予防接種は65歳の方を対象に定期接種とされました。またこれまでは70歳以上で5歳刻みの方を対象に定期接種を行っていましたが、この特例措置は終了となりました。

予防接種の対象者については、下記の「接種対象者」をご覧ください。

なお、令和5年度の対象者でまだ高齢者肺炎球菌ワクチンを受けていない昭和33年4月2日生まれから昭和34年4月1日生まれの方も上記同様に、66歳の誕生日の前日まで接種可能です。

対象外の方でも任意接種として接種は可能です。(全額自費で、医療機関に直接申し込みとなります。)

病気の説明

肺炎球菌性肺炎は、成人肺炎の25~40%を占め、特に高齢者での重篤化が問題になっています。肺炎のほかにも慢性気道感染症、中耳炎、副鼻腔炎等を起こすことがあります。肺炎球菌は主に高齢者や乳幼児、免疫の弱っている方で病気を起こし、ときに敗血症や髄膜炎といった重篤な疾患の原因ともなります。
肺炎は、日本人の死因第5位(厚生労働省令和4年人口動態統計)となっており、日常でかかる肺炎の原因菌で最も多いのは、「肺炎球菌」といわれています。

肺炎球菌ワクチンとは

肺炎球菌には93種類の血清型があり、平成26年10月1日からの定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の血清型に効果があります。また、この23種類の血清型は成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の約7割を占めるという研究結果があります。ただし、肺炎球菌ワクチンは、肺炎のすべてを予防するワクチンではありませんが、接種することによって肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
肺炎球菌ワクチンの効果の継続期間は、1回接種で5年以上にわたって効果が継続するといわれています。

ワクチンと副反応

稀に報告される重い副反応として、アナフィラキシー様反応、血小板減少、ギランバレー症候群、蜂巣炎用反応等が報告されています。また、その他に副反応として注射部位の腫脹、痛み、熱感、発赤が5%以上認められ、1~5%程度の頻度で筋肉痛、倦怠感、悪寒、頭痛、発熱も認められています。

接種対象者

定期高齢者肺炎球菌ワクチンの対象者はこれまでに肺炎球菌ワクチンを接種したことがない(1)または(2)に該当する人

(1)65歳(65歳の誕生日から66歳の誕生日の前日まで)

(2)60歳以上65歳未満の吹田市民で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障がいを有する人(身体障がい者手帳1級を有する人)

(1)の対象者には誕生月の前月末に案内はがきを送ります。必ずはがきを持って医療機関を受診してください。

接種回数

1回

接種費用

2,000円(予診票は医療機関に設置しています)
市民税非課税世帯、生活保護世帯又は中国残留邦人等支援給付受給世帯の方は、接種2週間前までに地域保健課へ一部負担金免除申請をすれば、該当の方には一部負担金が無料となる予診票を送付します。

一部負担金免除申請の方法

方法1.郵送や窓口

申請書等欄のPDFファイル「高齢者肺炎球菌一部負担金免除申請書」を印刷し、記入例を参考に記入してください。記入した申請書を郵送または窓口にて地域保健課へ提出してください。(申請書は、地域保健課、市内協力医療機関にも設置されています)

【郵送先】
〒564-0072 吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
地域保健課予防接種担当宛

方法2.吹田市電子申込システム(2次元バーコード又は外部リンク)

 

二次元コード:高齢者肺炎球菌予防接種一部負担金免除申請
スマートフォン用2次元バーコード

市民税非課税世帯に該当する方で、以下の時期に転入された方については別途書類の提出が必要ですので、地域保健課にお問い合せくだささい。

1月~6月中に申請される方で、前年1月1日以降に転入された方

7月~12月中に申請される方で、当年1月1日以降に転入された方

接種場所

吹田市における、協力医療機関・被接種者の居宅・高齢者施設

  • 接種可能な曜日や時間帯は、協力医療機関によって異なります。予約が必要な場合もありますので、事前にご確認ください。
  • 豊中市・池田市・摂津市・能勢町・豊能町・島本町の協力医療機関でも接種できます。
  • 大阪大学医学部附属病院と国立循環器病研究センターは協力医療機関ではありません。これらの病院で定期予防接種を希望する場合は、依頼書が必要です。詳しくは、下記の「吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種を希望する場合」の手続き方法をご確認ください。

吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種を希望する場合

高齢者肺炎球菌予防接種は、お住まいの市町村で受けていただくことが原則です。
ただし、吹田市に住民登録がある人が、やむを得ない事情等により、他の市町村等での接種を希望される場合は、吹田市が発行する依頼書必要ですので、依頼書交付の申請を行ってください。
この依頼書は、吹田市外の医療機関や高齢者施設等で予防接種を受ける際、定期予防接種としての実施責任が吹田市長にあることを示すために必要な書類です。万が一、受けた予防接種により健康被害が生じた場合には、吹田市が救済のための措置を講じます。

(※)豊中市・池田市・摂津市・能勢町・豊能町・島本町で接種される場合は、依頼書は不要です。

【注意事項】

  • 依頼書交付に2週間ほど日にちを要することがあります。
  • 依頼書は接種後には発行できません。必ず接種の前に定期予防接種実施依頼書交付申請の手続きをしてください。依頼書なく接種された場合は、任意接種となり、予防接種費用の助成対象にはなりません。
  • 依頼書には有効期限があります。市外での接種が確定している予防接種のみ発行の手続きをしてください。
  • 有効期限切れや転出等の理由で依頼書を使用されなかった場合、お手数ですが、地域保健課へ返送をしてください。
  • 有効期限切れや紛失した場合等は再度申請していただく必要があります。

手続きの方法

接種を希望する市町村の予防接種担当部署に、次の事項を事前に確認してください。

  • 他市民が接種する場合の手続きと注意事項
  • 接種費用の有無
    実費(医療機関が定める金額)で接種を受けた場合、接種日から1年以内であれば接種費用の助成を申請することができます(上限あり)。申請方法については、依頼書交付時に同封する案内をご確認ください。
  • 依頼書の宛先(市区町村長宛か接種医療機関長宛か)と送付先
方法1.吹田市電子申込システム(外部リンク)

申込書式は、【ご本人・ご家族用】と【施設担当者用】の2種類あります(様式は高齢者インフルエンザ用と同じです)。
施設入所中であっても、ご本人・ご家族が申込まれる場合は【ご本人・ご家族用】をご利用ください。

二次元コード:【ご本人・ご家族用】定期予防接種実施依頼書交付申請(高齢者肺炎球菌・高齢者インフルエンザ用)
スマートフォン用2次元バーコード
二次元コード:【施設担当者用】定期予防接種実施依頼書交付申請(高齢者肺炎球菌・高齢者インフルエンザ用)
スマートフォン用2次元バーコード
方法2.郵送や窓口での申込み

申請書等欄のPDFファイル「吹田市定期予防接種実施依頼書交付申請書(高齢者肺炎球菌・高齢者インフルエンザ用)」を印刷し、記入例を参考に記入してください。記入した申請書を郵送または窓口にて地域保健課へ提出してください。

【郵送先】
〒564-0072 吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
地域保健課予防接種担当宛

接種費用の助成について

吹田市外で定期予防接種を実費(医療機関等が定める金額)で受けた場合、接種日から1年以内であれば接種費用の助成を申請することができます。申請方法については依頼書交付時に詳しいご案内をします。

【注意事項】

  • 助成金額には上限があります。
  • 助成は依頼書を提出した後に受けた定期予防接種に限ります。接種前に依頼書の発行を受けていない場合、助成の対象となりません。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

健康医療部 地域保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:
【感染症・難病・精神保健・事業推進】 06-6339-2227
【予防接種】 06-4860-6151
ファクス番号:06-6339-2058
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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