千里山駅周辺のまちづくりの背景




 千里山駅周辺地区は、大正末期に当時の北大阪電鉄(現在の阪急電鉄)が開通し、千里山に住宅地が開発された後、市営住宅や公団住宅などが建設され、緑豊かで閑静な住宅地として市街地が形成されてきました。
 駅東地区では、当時の住宅公団(現在の独立行政法人都市再生機構)の千里山団地がすでに築後50年近くが経過し、老朽化とともに現在の生活ニーズに相応しい、新しい良質な住宅環境の供給が求められています。
 千里山駅を最寄の駅とする佐井寺地区、千里山高塚地区においては、新たな市街地が急速に形成されつつあり、千里山駅へのアクセス道路としての役割を果たす、都市計画道路千里山佐井寺線の整備や、駅周辺の交通環境の改善が、地域の大きな課題となっています。
 特に駅に隣接する踏み切りと交差点における人・車・自転車などの輻輳や、交通渋滞、都市計画道路の広域ネットワークの未整備による西側地区の通過交通の増加、また駅前にあふれている自転車への対策、安全で円滑な歩行者空間の確保等々、これらの課題の解消が急がれます。
 市ではこれまでにも、このような現状を踏まえた千里山駅周辺地区に関する調査を行い、まちづくりの検討も進めてきましたが、社会経済の急激な変化により、事業化に至ることができなかった経緯があります。しかし近年、駅前地区に立地する千里山団地の建替計画が具体化の時期を迎えており、この機会を地域が大きく生まれ変わる契機として捉え、地域が抱える課題の総合的・一体的な解消を目指し、市民・事業者・行政などのまちづくりにかかわる多様な主体による協働のまちづくりを進めたいと考えています。