ようこそ平和祈念資料館ライブラリーへ 平和祈念資料館の図書の紹介(2019年)

ページ番号1006387 更新日 2022年9月21日

平和祈念資料館には、約4,000冊を超える広く「平和」に関する書籍を所蔵しています。
平和祈念資料館の職員がお勧めする本や、ぜひ読んでいただきたい本を紹介していきますので、ぜひご利用ください。

2019年

12月

『戦場のオレンジ』

エリザベス・レアード作、石谷尚子訳、評論社 発行

本書は1975年に始まったレバノン内戦時、危険をかえりみず、おばあちゃんの命を救った、けなげな10歳の少女アイーシャの物語です。
舞台であるレバノンの首都ベイルートは「中東のパリ」と呼ばれるほど美しい町でしたが、宗教などの複雑な問題から長いこと戦乱が続き、ベイルートの町は破壊され、「グリーンライン」と呼ばれる境界線で東西に分断されました。戦闘があると町じゅうに爆弾や銃弾が炸裂する音が鳴り響きました。
少女の母は砲弾を受けて亡くなり、おばあちゃんと小さな弟二人で残され途方に暮れますが、同い年の優しいサマルとそのお母さんに救われます。紛争下のベイルートでは、グリーンラインを挟んで撃ち合いが続き、幼い子どもたちは恐怖と悲しみでいっぱいの日々を過ごします。しばらくして、おばあちゃんが倒れてしまいます。以前もらっていた薬が無くなり、このままでは命も危ない状態です。薬をもらうには、グリーンラインを越えた敵地の病院まで行く必要がありますが、お金もありません。さらに戦闘地域に少女が一人乗り込むなんて、あり得ないことです。でも、大好きなおばあちゃんのため、少女は行くことを決意し走り出します。さあ、無事に辿り着くことが出来るのでしょうか。
作者は、様々な登場人物を通して、お互いへのにくしみを捨てて戦争をやめましょうと呼びかけているような気がします。平和がおとずれ、子どもたちが健やかに育ちますようにと…。
親子で読んでいただきたい一冊です。

11月

『ガラスの梨ちいやんの戦争』

越水利江子・作牧野千穂・絵ポプラ社

本作は、大阪で暮らしていた著者の母をモデルにした児童文学作品です。
昭和16年、国民学校に通う笑生子(えいこ)は、みんなから「ちいやん」と呼ばれ、大好きな家族に囲まれ幸せに暮らしていました。しかし、徐々に戦争が忍び寄り、笑生子の日常が変化していきます。大好きな兄の戦死、自身の学童疎開、そして戻って来た大阪で空襲にも遭います。空襲から生き延びた笑生子でしたが、母親が発病、終戦後は母親と共に長兄夫婦の家に居候をすることになりましたが、疎まれるなど辛く苦しい日々が続きました。しかし、母親を支えながら、めげずに一生懸命に生きていきます。その後、父の田舎である高知へと家族で移り住み始めたことで、徐々に人並みの生活を取り戻していくのでした。
大阪空襲の場面では大量に焼夷弾が降ってくる様子、そこから必死に逃げる人々、また、笑生子の隣で次々に焼夷弾の犠牲になっていく人々の様子が克明に描かれており、「死」が隣り合わせであった恐怖がひしひしと伝わってきました。また、笑生子や母親を疎ましく扱っていた長兄夫婦ですが、戦争により自分たちが生きていくだけで精一杯な状況が彼らをそうさせてしまったのではないかと、考えさせられました。
どんなに苦しい状況でも生きていこうとする笑生子をはじめとする当時の人々のたくましさと、その命がつながり、今の私たちは生かされているのだということを感じられ、そして、戦争を繰り返してはならないことを訴える作品です。

10月

『陸軍最後の特攻基地万世特攻隊員の遺書・遺影』

編著・苗村七郎東方出版

鹿児島県南さつま市に万世特攻平和祈念館があります。鹿児島の特攻基地といえば、知覧を思いだされる方が多いと思いますが、知覧から約20kmほど離れた吹上浜という砂丘にある万世にも特攻基地がありました。
万世特攻基地は、1944年(昭和19年)の終わりごろに軍の機密として建設され、終戦末期のわずか4か月しか使われなかったので、関係者以外には知られない「幻の特攻基地」でした。
しかし、現実には若い特攻隊員たちが約200名、この基地から出撃していきました。
ご自身も特攻隊員であった編者の苗村七郎氏は、関西大学出身で、航空部員として学生航空大会やグライダーの競技大会で空を飛び回っていた若者だったと本書で書いておられます。平和な時代では考えられないことですが、苗村氏はその後パイロットではなく、万世特攻基地の「特攻隊員」となったのです。
文中に、「特攻隊員に遺骨はない」という言葉がでてきます。苗村氏は遺骨がないからこそ、爆弾を抱いて最後に飛び立った地を本当の意味での「戦死の地」だと考え、軍の機密だったため知られていなかった「幻の特攻基地・万世」が「戦死の地」になった特攻隊員たちの真実の記録を残そうとこの本を完成させました。
その情熱と、一人一人の隊員に対する深い思いが形になったものがこの1冊です。
とても厚い本ですが、ぜひ、第二章の特攻隊員の遺書や手記を読み、遺影を見ていただき、当時の彼らの気持ちを想像し、平和の大切さを考えていただければと思います。

9月

『「戦争」が生んだ絵、奪った絵』』

野見山 暁治 橋秀文窪島誠一郎著 株式会社新潮社 発行

本書は、第一部「戦争」が生んだ絵と第二部「戦争」が奪った絵の二部構成となっています。第一部は画家たちが、第二部は戦没画学生と遺族たちが主人公です。
表紙を開けると、直ぐに飛び込んでくる文章は、読む者の胸を打ちます。
『「戦争」を生き抜いた画家は、今度は戦争体験と戦わねばならなかった。戦争の激浪に拉致された画学生、画家たちは、沈黙を強いられることとなった。青春の夢・希望を奪われたことでは、両者は同じ、犠牲者だった。』とあり、ここに著者たちの思いが込められています。みんな戦争に翻弄され、その叫びと抗いは作品によって、私たちに届けられます。
第一部の最初から、著者たちの選考した作品とその作品に対する思いや、時には作者の生い立ちや家族の様子が綴られ、作品に向き合う前から、より深く入り込むことができます。単に美術書を見るというよりも、作品と文章を通して戦争の真実と残酷さ等を感じ取ることができる構成になっており、実際に作品のある美術館へ駆けつけ、目と心で触れ合いたくなります。
第二部の第二章、第三章で触れている、戦没画学生慰霊美術館「無言館」は長野県上田市にあります。美術学校に合格し夢を膨らませていた若者たちが戦地に赴き散り、残していった遺作を発掘・保存しています。戦後何十年と経て、人々の記憶から画学生のことは薄れていっていますが、彼らの「まだまだ絵を描きたかった。生きたかった」という思いや事実は残ります。戦争の痛ましさや悲しみを美術という側面から教えてくれる本書は、一人、ゆっくりと読みたい本と言えます。

8月

『夏空白花(なつぞらはっか)』

須賀しのぶ・著
ポプラ社

本作は敗戦直後に、混乱した社会の中で夏の高校野球大会(当時は旧制中学)の復活のために奔走する朝日新聞の記者・神住が主人公の物語です。執筆にあたり、著者は大量の資料を読み込み、作中には沢村栄治投手ら実在の人物も登場します。
神住は、自身も甲子園で投げた経験のある元球児でした。戦時中、野球は敵のスポーツとされ、大会も中断されましたが「今こそ未来を担う若者のために復活させなければならない」と学生野球界の重鎮が朝日新聞社を訪ねて提案します。神住は「会社と自分の生き残りのため」という動機で大会復活のために動き始めましたが、戦争で亡くなった仲間や甲子園という夢を諦めなければいけなかった球児などの想いに触れることで、心から大会復活を目指すようになります。
大会復活にあたって大きく立ちふさがったのは、戦後の日本の占領行政を行ったGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)でした。GHQは、大会の復活を強固に拒絶しました。また、戦後の劣悪な環境下での大会の復活は子どもたちに負担をかけるだけだ、という声も出てきます。そして、敗戦により今までの価値観が反転し、戸惑う人々の様々な感情が絡み合うことで、神住自身も大会の復活は正しいことなのかと悩むようになります。一時は大会の復活を断念しようとした神住でしたが、妻の美子に後押しされ再び動き始めました。
従来の価値観が否定された若者が、もう一度、希望を持てるようにという純粋な想いだけでは、簡単には大会復活を実現することができない現実から、戦争が人々にもたらした爪痕の深さを感じました。
先日から開催されている高校野球。平和であるからこそスポーツが楽しめるということを改めて感じることのできる作品です。

7月

ノベライズ『この世界の片隅に』

原作・こうの史代ノベライズ・蒔田陽平双葉文庫

この作品は、劇場アニメーション映画『この世界の片隅に』の脚本、絵コンテ、原作をもとに小説化したものです。映画は大ヒットし、その後テレビドラマも放送されたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
1944年(昭和19年)、18歳で広島県呉市に嫁いだ主人公のすずは、戦時中、様々な工夫をして前向きに暮らしていました。しかし、戦争は激化し、すずが暮らす呉市も大きな空襲におそわれるようになり、やがて1945年(昭和20年)8月6日を迎えます。懸命に生きるすずとその家族にも、大切なものを奪われる厳しい運命が待っていました。
ノベライズ本ということで、絵や映像が頭のなかに浮かぶように読み進めていくことができます。映画は見ていない、漫画は読みなれないと思われる方々にも、おすすめできる1冊です。
また、漫画にはなかったすずの友人・リンのエピソードもありますので、漫画をすでにお読みの方も、もう一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

6月

『あの日のオルガン疎開保育園物語』

久保つぎこ著朝日新聞出版発行

初版『君たちは忘れない』(原題)発刊から36年後の2018年、復刻・改訂版『あの日のオルガン疎開保育園物語』と改題して再刊され、それに伴い映画化もされました。
著者は、太平洋戦争末期に日本で初めて開設された「疎開保育園」の記録を残そうと、多くの関係者から詳細な取材を行い、初版にこぎつけるまでに約3年もかかっています。関係者が戦禍の中で子どもを守ろうと奔走した様子や、若い保母たちが子どもたちと必死で生きぬいていく姿などが克明に記された感動作となっています。
1944年11月、東京から集団疎開先である埼玉県南埼玉郡平野村字高虫の妙楽寺に、保母と幼児の集団は辿り着きます。荒れ果てたお寺の掃除から始まり、当初は周囲の農家からの食糧補給援助もなく、親から引き離された幼児53人を二十代中心の保母8人が親代わりとなって必死に保育を行います。
壮絶な生活の中、戦争が終わることを夢に見続けた保母たちが、親を求めて泣き叫ぶ子どもたちにオルガンを鳴らして勇気付けたり、食糧援助をして貰っている農家のために農繁期保育所を開設したりと、葛藤しながらも奮闘する姿は感動的です。終戦とともに「疎開保育園」は終了となりますが、保母たちの幾人かは、東京の新たな保育園で活躍を続け、戦争体験を語り継いでいきます。
戦争に翻弄されつつも、たくましく生きる保母たちの思いやパワーを感じる一冊となっています。

5月

『ぼくがきみを殺すまで』

あさのあつこ朝日新聞出版

曠野の西と東に建てられたベル・エイドとパウラという架空の国の物語です。両国は昔から交流があり、互いに尊敬し、認め合う仲で、子どもたちも同じ学校に通い、一緒に遊んでいました。しかし突然、政府の方針で敵国の関係となり、戦争が始まりました。ベル・エイドには武官養成学校が建てられ、主人公であるベル・エイドのLは新しく建てられた武官養成学校に入学することになりますが、そこには入学せざるを得ない辛い事情がありました。武官養成学校にはLの他にもそんな少年が多くいました。
ベル・エイドの人々もパウラの人々も平和を望みながら口にできない。なぜ戦争が始まってしまったのか、なぜ戦い続けなければならないのか、理由もわからなくなっていく。それが「国」のためであり、正しいことと教えられているので続けていくしかない。そして、自分が生き延びるためにはかつての友達をも殺さねばならない…。戦争が人々の心を崩壊させていく様子がわかりやすく描写されており、恐ろしさを感じました。
これは架空の物語ですが、このようなことは過去にも、そして現在も起こっているのではないでしょうか。そして、主人公Lの「戦いの後の世界を築く力が、若い力がほとんど残っていない。そんな現実が立ち現れる」という言葉は戦争の無意味さを感じさせるものでした。

4月

『ヒョウのハチ』

ぶん・門田隆将え・松成真理子 株式会社小学館

作家・ジャーナリストである門田隆将さんによる、実話をもとにした絵本です。
戦争で中国にいった兵隊の成岡さんは赤ちゃんヒョウに出会い、ある事情からそのヒョウを育てることになりました。「ハチ」と名付けられたヒョウは成岡さんの部隊の兵隊たちと暮らし、彼らの心をいやしていました。
やがて戦争が激しくなり、新しい作戦のため、「ハチ」を残して出発することになった成岡さんたちは、「ハチ」を守るためにある方法を考えます。しかし、それが「ハチ」の運命を大きく変えていったのです。
戦時中の動物にまつわる話は、他にもいくつかあり、どれにも心を打たれます。
成岡さんも他の兵隊たちも皆、人にも動物にもやさしい人たちで、そういった人たちが武器を持って戦い、他の人を傷つけなくてはならないのが戦争なのだということが、恐ろしく哀しいことだと思いました。
「ハチ」の数奇な運命も戦争の時代に生まれたからなのです。
この絵本から、動物と人間が穏やかに暮らせることの大切さ、平和の大切さを感じていただければと思います。表紙に描かれた成岡さんの笑顔と緑色の瞳をした金色の「八チ」が、戦争の愚かさ、平和への願いをこちらにじっと訴えかけているようです。

3月

『晴れたらいいね』

藤岡陽子・著光文社

2015年、東京の総合病院に勤務する看護師の高橋紗穂は、ふとしたきっかけで1944年のフィリピン・マニラにタイムスリップする、という奇想天外なできごとで物語は始まります。なんとそこは、紗穂が勤めていた病院に入院していた3年以上も意識のない患者・雪野サエが、日赤救護班の従軍看護婦として赴任していたマニラの陸軍病院でした。高橋紗穂は、雪野サエの体を借りて、戦時中のマニラで生きていくことになります。
後生まれの私は、お国のために召集令状1枚で出征していく兵士は男性ばかりで、戦地には男性しかいないと思っていましたが、前線で従軍看護婦としてご苦労された女性もいたのだということがわかりました。彼女たちも、馬より安い1銭5厘の葉書1枚の召集令状で、戦地へ送られていたのです。
戦地で重症患者に向き合い、命の大切さや戦争の残酷さを感じながらも、時代の流れに逆らえない状況の中で、精いっぱい生きていた、医師、看護婦、兵士がいたことを高橋紗穂の目を通して描かれています。二度とこのような戦争をしてはいけないというメッセージが込められているのが感じられます。
『晴れたらいいね』というこの小説のタイトルも、過去のテレビドラマの主題歌から取られており、この物語のキーワードになっています。

2月

『ヒットラーのむすめ』

ジャッキー・フレンチ・作
さくまゆみこ・訳鈴木出版

オーストラリアの少女、アンナが始めた「お話ゲーム」。いつもと違う様子でアンナが話し始めたのは「ヒットラーのむすめ」。実はヒットラーには「ハイジ」という名のむすめがいたという設定でお話は進んでいきます。
ハイジは顔にアザがあり、足も悪く、ヒットラーの選民思想には外れていたためか、周りに存在を誰にも知らされることなく隠されて育てられていました。外部から遮断されていたハイジでしたが、戦争が起きていることは知っており、後にユダヤ人が迫害を受けているということも知りますが、父がそれを先導していることを知りませんでした。ハイジ自身は「なぜユダヤ人が迫害を受けるのか」「強制収容所から逃げてきたユダヤ人を助けてあげられないかな」と考えているほどでした。
アンナのお話を聞いていた友人のマークはアンナのお話にどんどん引き込まれていきます。そして「もし自分がヒットラーの息子だったら…。それでも自分は家族として愛せるのか」「みんなが正しいと言ったら、それは正しいことなのか。でも、自分はそうは思わなかったら…」など様々な疑問を持ち始めます。マークは身近な大人に質問を投げかけますがはぐらかされるばかり。マークが持つ疑問はマークのような子どもだけでなく、大人にとっても深く考えさせられるものではないでしょうか。
この本はオーストラリア児童図書賞を受賞し、また、イギリスやアメリカでも賞を受け推薦図書に選ばれるなど、高い評価を受けています。

1月

『青空に飛ぶ』

鴻上尚史・著 株式会社講談社

過去の戦争と現在のいじめを描いた本です。
いじめの陰湿さと壮絶さに、読み進めるのがつらくなる場面が何度もありました。
そんないじめの標的にされ、自殺を考える13歳の少年が、9回特攻にいき、9回生還した元特攻兵・佐々木友次さんに偶然、出会います。
学校で「特攻隊ゲーム」という、強そうな上級生に背後からわざと全力でぶつかっていき、その上級生に叱られる姿をそばで見て、いじめっ子たちが楽しむといういじめを受けていた少年は、同じ「特攻」という言葉に興味をもちます。そして、「ゲーム」ではない本物の特攻で、なぜ佐々木さんが9回も生還できたのかを自ら調べ、佐々木さんに直接、話を聞き始めていきます。
佐々木友次さんは実在の人物で、その生涯に魅せられた作家の鴻上尚史氏が、佐々木さんのことを伝えたいと書いたのがこの作品です。
9回の生還は決して運が良かったからというだけではなく、佐々木さんの強い信念に基づくものでした。そして戦時中、その信念を貫くことは大変難しいことでした。
あとがきに書かれていますが、少年と佐々木さんの会話の場面はすべて、鴻上尚史氏と佐々木さんの会話だそうです。
生きている時代が全く違う佐々木さんとの会話で、飛び降り自殺をしようとしていた少年が何を考え、どう変わっていくのか。
タイトルに「青空に飛ぶ」とありますが、少年はどこに向かって飛び立つのか、最後まで引き込まれていく小説です。

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