旧西尾家住宅 保存修理事業

ページ番号1031168 更新日 2024年2月29日

保存修理事業について

旧西尾家住宅は、吹田市の南側、神崎川の北側の内本町に位置します。この辺りは、江戸時代には吹田村の中心地で、「渡路洲」(あるいは「都呂須」)と呼ばれ、京都と大坂を結ぶ舟運の拠点でありました。吹田村は、旗本の竹中氏や柘植氏の領地、さらに仙洞御料が入り組んだ状態になっており、西尾家は、そのうち仙洞御料の庄屋を務めていた家でした 。約4,500平方メートルの土地に明治中期から大正期の建築された建物が建ち並び、平成21年(2009年)に国の重要文化財に指定されています。

建築以来大きな修理が行われておらず、老朽化に加え近来の地震や台風の被害もあって、かなり損傷が目立つ状態になっていました。また、一部の建物を除き耐震性にも問題があるため、国庫補助事業として令和2年度から保存修理工事を実施しています。

令和2年度から同3年度にかけて、外塀(鉄筋コンクリート塀)の修理工事を行い、令和4年度からは主屋や米蔵等の修理工事に取り掛かっています。

工事の概要を紹介するパンフレット

工事の様子

主屋屋根

米蔵土壁


吹田市公式YouTubeチャンネルで、修理工事の様子をご覧いただけます。

旧西尾家住宅大規模修繕基金

工事の財源に充てるため、平成31年4月に基金を設立しました。皆様の御協力をよろしくお願いいたします。

旧西尾家住宅修理専門会議

学識経験者からの意見を聴取するため、修理専門会議を設置しています。

令和5年度 第1回

  • 開催日 令和5年(2023年)4月26日(水曜)
  • 内容  工事進捗状況、令和5年度工事概要について、主屋の構造補強について

令和5年度 第2回

  • 開催日 令和5年(2023年)9月5日(火曜)
  • 内容 工事進捗状況、主屋の構造補強、意匠について

令和5年度 第3回

  • 開催日 令和5年(2023年)12月26日(火曜)
  • 内容 工事進捗状況、主屋の構造補強、調査の中間報告、現時点での完成形の考え方

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このページに関するお問い合わせ

地域教育部 文化財保護課
〒564-0001 大阪府吹田市岸部北4丁目10番1号 (吹田市立博物館内)
電話番号:06-6338-5500 ファクス番号:06-6338-9886
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