吉志部火葬墓(きしべかそうぼ)

ページ番号1031110 更新日 2024年3月1日

写真:出土蔵骨器
出土蔵骨器(須恵器壺,平安時代初)

丘陵南斜面で発見された平安時代初めの火葬墓です。発見時の状況から、墓の構造は、上部幅 1.2m、深さ 1.0mの土坑(どこう)に蔵骨器(ぞうこつき)が埋納されたものと考えられ、焼土と黒色灰土がみられたといいます。蔵骨器は高さ28.0cm、胴部最大径29.4cmを測る須恵器の壺で、中に火葬骨が納められていました。飛鳥時代以降全国的に薄葬化(はくそうか)が進む中で、手厚く葬られた被葬者は、この地に関係した僧侶あるいは有力者と考えられます。

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