高齢者インフルエンザワクチン接種

ページ番号1022619  更新日 2023年2月3日

令和4年度の高齢者インフルエンザ定期予防接種は令和5年1月31日で終了しました。

令和5年2月以降は、任意接種となり全額自己負担となります。

病気の説明

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。あわせて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状もみられます。子どもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。

詳しくはインフルエンザに注意しましょう!をご覧ください。

インフルエンザワクチンの有効性

インフルエンザは、多くの方は1週間程度で回復しますが、なかには肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や、死亡される方もいます。インフルエンザワクチンの接種により、このような重症化を予防することができます。
国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。また、6歳未満の小児を対象にした2015/16シーズンの研究では発病防止に対するインフルエンザワクチンに有効性は60%と報告されています。また、16歳未満の小児を対象にした海外の研究において、77~91%の発病を阻止したとの報告もあります。
一方で、現在用いられているインフルエンザワクチンでは、インフルエンザウイルスの「感染」を完全に抑える働きはありません。また、「発病」を抑える効果については一定程度認められているものの、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果はありません。

インフルエンザワクチンの接種時期

日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬にピークを迎えます。そのため、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。

インフルエンザワクチンの副反応

ワクチンを接種した時、免疫がつく以外の反応(副反応)がみられることがあります。接種を受けられた方の10~20%に接種したところの発赤、腫脹、疼痛等がみられ、5~10%に全身反応として、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などがみられますが、通常は2~3日中に消失します。また、まれにショック、アナフィラキシー等がみられることもありますが、接種を行う医療機関では、医薬品などの準備がされています。接種後に体調の変化等がみられた場合は、接種した医療機関にご相談ください。

新型コロナワクチンとの接種間隔

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンについて、単独で接種した場合に比べて有効性と安全性が劣らないことを踏まえ、同時接種が可能です。(『新型コロナウイルス感染症に係る臨時の予防接種実施要領』より)
同時接種を希望される場合は、接種される医師と御相談ください。
なお、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外のワクチンの接種については、引き続き13日以上の間隔を空けての接種となります。

イラスト:新型コロナワクチンとの同時接種と接種間隔の説明図


新型コロナワクチンについて、詳しくは次のリンクをご覧ください。

関連情報

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