子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種
ページ番号1016749 更新日 2023年7月20日
9価ワクチン(シルガード9)の接種について
令和5年4月1日より、現在の2価、4価のHPVワクチンに加え、9価のHPVワクチンも公費(無料)で接種できるようになります。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨再開について
子宮頸がん予防ワクチン(以下HPVワクチン)の定期接種について、持続的な痛みなどの副反応報告が特異的に見られたため、平成25年6月から国の方針により積極的な勧奨を差し控えてきました。その後の調査等において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月26日より積極的勧奨が再開となりました。
接種を希望される場合は下記リーフレット等をよく読み、ご理解いただいたうえで接種してください。
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HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版) (PDF 3.4MB)
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HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版).pdf (PDF 3.9MB)
病気の説明
子宮頸がんは子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、特に近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。子宮頸がんのほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で生じることがわかっています。HPVは、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を受けた人も、20歳を過ぎたら2年に1回は必ず子宮頸がん検診を受けてください。ワクチンで感染を防げないタイプのウイルスもあるため、ワクチン接種だけでなく、子宮頸がん検診を定期的に受けることが大切です。
- 1. 子宮頸がんの詳細については、下記リンクをご覧ください。
- 2. 吹田市が実施する子宮頸がん検診は、20歳から受診可能です。詳細は次のリンクをご覧ください。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)とは
定期接種で受けることができるHPVワクチンは、2価HPVワクチン(サーバリックス)と4価HPVワクチン(ガーダシル)と、9価HPVワクチン(シルガード)の3種類があります。どちらのワクチンにも抗原が含まれるHPV16型とHPV18型が、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
2価HPVワクチン(サーバリックス)は、子宮頸がんをおこしやすいウイルスのタイプであるHPV16型とHPV18型に対する抗原を含んでいます。
4価HPVワクチン(ガーダシル)は、HPV16型とHPV18型に尖圭コンジローマの主要な原因となるHPV6型とHPV11型を加えて感染を防ぐ抗原を含んでいます。
9価HPVワクチン(シルガード)は、HPV16型、HPV18型、HPV31型、HPV33型、HPV45型、HPV52型、HPV58型に、尖圭コンジローマ等の原因となるHPV6型、HPV11型に対する抗原を含んでいます。
ワクチンと副反応
HPVワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
また稀に、重い症状(アレルギーによる呼吸困難やじんましん、神経の病気)が起こることがあります。
因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状を含めて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり約10人です。
このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、接種1万人あたり約6人です。
接種後に体調の変化を感じた際は、接種医療機関に相談又は地域保健課までご連絡ください。
その他、副反応のご相談は子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)に関する相談窓口欄をご覧ください。
厚生労働省 HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレットより
対象者及び接種方法
回数 | 対象者 | 標準的な接種期間 |
標準的な接種期間 |
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2回 もしくは3回 |
12歳となる日の属する年度の初日から、16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子(小学校6年生~高校1年生相当) |
13歳となる日の属する年度の初日から当該年度末の末日までの間にある女子(中学1年生) |
〈2価HPVワクチン(サーバリックス)〉 1か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を接種 ※接種完了までを急ぐ場合1か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上あけて3回目を接種 〈4価HPVワクチン(ガーダシル)〉及び〈9価HPVワクチン(シルガード)〉 2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を接種 ※接種完了までを急ぐ場合 1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上あけて3回目を接種 ※9価HPVワクチン(シルガード)の1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は2回接種でも可能 |
厚生労働省 HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレットより
※平成17年4月2日生まれ~平成19年4月1日生まれについては、定期接種の対象年齢(13歳~16歳となる年度)を超えても、その後、令和7年3月末まで公費で接種が可能です。
※新型コロナワクチンについては、厚生労働省のQ&Aによると「他のワクチンと前後2週間空ける」となっています。
費用
無料
予診票について
- 令和5年度の中学1年生女子に令和5年6月末頃予診票を送付します。
- 中学2年生~高校2年生相当の年齢の女子に令和4年3月末に予診票等を送付しています。お持ちでない場合は地域保健課まで連絡してください。
接種時に必要なもの
- 吹田市の予診票(中学1年生~高校1年生相当の年齢の女子に、令和4年3月末に予診票等を送付しています)※令和5年度の中学1年生女子に令和5年6月末頃予診票を送付します。※中学2年生~高校2年生相当の女子は現在手元にある予診票が使えます。お持ちでない場合は地域保健課まで連絡してください。
- 母子健康手帳
接種場所
吹田市内の協力医療機関は下記リンクをご覧ください。
吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種される場合は、次のリンクから手続き等についてご覧ください。
キャッチアップ接種について
平成25年6月14日から定期HPVワクチン接種の積極的勧奨が差し控えられたことにより接種機会を逃した方に対して、接種機会を確保するためにキャッチアップ接種を実施することとなりました。
予診票をお持ちでない方は地域保健課までご連絡ください。
対象者及び接種方法
平成9年度生まれ~平成18年度(平成9年4月2日生まれ~平成19年4月1日)生まれの女子
接種回数、接種間隔等の接種方法については対象者及び接種方法欄をご覧ください。
高校2年生相当、17歳の女子(平成18年4月2日生まれ~平成19年4月1日生まれ)は定期接種の対象から外れますが、キャッチアップ接種として公費での接種が可能です。
接種期間
令和4年4月から令和7年3月31日までの3年間
費用
無料
接種時に必要なもの
- 吹田市の予診票(令和4年6月末に送付しています。お持ちでない場合は地域保健課まで連絡してください。)
- 母子健康手帳
接種場所
吹田市内の協力医療機関(子どもの定期予防接種ページをご覧ください)
吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種を希望される場合は、次のリンクから手続き等についてご覧ください。
2価または4価のHPVワクチンの接種を自費で受けた人に対する償還払いについて
定期の接種機会を逃した方で2価または4価のHPVワクチンを令和4年3月31日までに自費で接種を受けた人に対して審査の上、接種費用を助成します。
助成対象者
令和4年4月1日時点で吹田市に住民票のある平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれの女子で、次の1.2.の両方に該当される方
- 16歳になる年度の末日までに定期HPVワクチン接種を3回完了していない方
- 17歳になる年度の初日から令和4年3月31日までに、日本国内の医療機関でHPVワクチン(2価・4価)を任意接種として受け、実費を負担した方
手続きの方法
必要書類(郵送でも可)
- 吹田市予防接種に係る自己負担額助成金交付申請書兼口座振込依頼書
(下部申請書等欄からダウンロードしていただくか、地域保健課で配付) - 接種記録が確認できる書類
(母子健康手帳、予診票の写し 等) - HPVワクチン接種費用を支払ったことが分かる医療機関の領収書又はその写し
(予防接種を受けた方の名前、接種日、接種したワクチンの種類、医療機関名、接種金額が記載されたもの) - 印鑑(スタンプ印は不可)※郵送の場合は必要箇所に押印
- 振込先の預金通帳又はその写し(金融機関名、支店名、口座名義、口座番号が記載されたもの)
【郵送先】
〒564-0072 吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
地域保健課予防接種担当宛
- 必ず記入例を確認したうえで申請書を記入してください。
- 申請書を「消せるボールペン」で記入された場合は、申請書は無効となりますのでご注意ください。
償還額
接種に要した金額と市が定める助成基準(上限額:16,834円)を比較して、少ない方を助成金として交付します。
申請受付期間
令和7年3月31日まで
男性へのHPVワクチン接種(任意接種)について
HPVは男性もかかる肛門がん、尖圭コンジローマの原因にもなっており、日本では令和2年12月に男性(9歳以上)へのワクチン接種が4価HPVワクチンのガーダシルのみ承認されています。接種回数は3回です。
ただし、男性が接種する場合は、全額自費となります。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)に関する相談窓口
(1)ワクチン接種後、健康に異常があるとき
接種を受けた医師やかかりつけの医師等に相談してください。
(2)不安や疑問があるとき、困ったとき
(3)HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
国の「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談にお答えします。
電話番号:050-3818-2242
受付時間:平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)
- 行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
- 本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。
(4)予防接種法に基づく接種による健康被害についての補償(救済)に関する相談
地域保健課にご相談ください。HPVワクチンを含むワクチン全体の健康被害救済制度については、厚生労働省ホームページ(予防接種健康被害救済制度)をご覧ください。
関連情報
申請書等
吹田市予防接種に係る自己負担額助成金に関する様式
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このページに関するお問い合わせ
健康医療部 地域保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:
【感染症・難病・精神保健・事業推進】 06-6339-2227
【予防接種】 06-4860-6151
ファクス番号:06-6339-2058
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。