ノーベル化学賞受賞 吹田市出身 吉野 彰さん 吹田市名誉市民第1号に

 市は、令和3年3月、リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんに吹田市名誉市民の称号を贈りました。◆問い合わせ/秘書課(電話6384-0196 ファックス6384-2677)。

吉野さんからメッセージ

 吹田市名誉市民に選ばれ、大変栄誉に思っております。私は戦後間もない1948年に吹田市の千里山で生まれました。竹やぶだらけの自然に恵まれた環境の中で子供時代を過ごし、毎日、魚釣り、トンボ釣り、カブトムシ取りなどで遊んでいたのを思い出します。そうした環境が自然科学の道、化学の道に導いてくれて、ノーベル賞受賞につながったようにも感じています。多くの吹田市民のみなさまが私の受賞を喜んでいただいたことを誇りに思っています。

主な功績

 スマートフォンやパソコンなどに使われているリチウムイオン電池を開発。小型で高性能の充電池として電気自動車や太陽光発電などへ活用され、環境に優しい技術としても高く評価されています。

名誉市民とは

 市にゆかりがあり、社会の発展に寄与する活動が世界的に高く評価され、市民から吹田の誇りとして深く尊敬されている人の功績と栄誉をたたえるため、令和2年12月に創設しました。

吹田市で育まれた化学への関心

 吉野さんは昭和23年に千里山で生まれ、千里第二小学校、第一中学校を卒業。大学に入学するころまで本市で過ごしました。小学校の先生が薦めてくれた一冊の本「ロウソクの科学(マイケル・ファラデー著)」や化学の不思議な世界を教わった理科の授業をきっかけに、化学に興味を抱きます。あふれる好奇心から、身の回りの素材で実験を試みるなどして周囲を驚かせたことも。「柔らかさと執着心」を信条に地道に研究を重ね、リチウムイオン電池を開発し、令和元年12月にノーベル化学賞を受賞しました。

建都ライブラリーに直筆メッセージ

 令和2年にオープンした健都ライブラリーの入り口には、一冊の本から、好奇心が広がり未来を切り開いたという吉野さんのエピソードにちなんだ直筆メッセージが刻まれています。

市長コメント

 本市出身の吉野さんの栄誉は、市民にとって大きな誇りです。これからも、子供たちの将来に希望を与える存在でいてほしいです。