【北消防署】集団災害(熱中症)対応訓練を実施しました。

ページ番号1022627 更新日 2022年9月28日

運動会の季節が近づくにつれて、各学校では運動会の予行練習を実施していますが、まだまだ暑い日が続きます。
そんな中、心配になるのが「熱中症」です。
また、学校施設では「集団による熱中症」が全国でも発生しています。
身近で起こりうる災害に備えるため、藤白台小学校と連携し「運動会の予行練習中に多数の児童が気分不良を訴えている」との想定により、「集団災害(熱中症)対応訓練」を令和4年9月7日に実施しました。

今回の訓練は、学校の先生を「児童役」と「先生役」に振り分け、災害時の情報整理に繋げることを目的に、児童役の先生には消防がどのような内容を聞くのかを体験してもらいました。また、先生には気分不良等を起こしている多数の児童をどの教室に待機するのかを事前に考えていただき、訓練で検証していただきました。

写真:集団災害(熱中症)対応訓練の様子1

写真:集団災害(熱中症)対応訓練の様子2


気分不良を訴えている児童が先生に介助され、また、歩くことの出来ない児童は、学校の担架で校舎に移動しています。

写真:集団災害(熱中症)対応訓練の様子3

消防が到着し、「指揮本部」を学校内に設置しました。また、今回の訓練は消防指令センターから「大阪府救急・災害医療情報システム」を活用し、「エリア災害登録訓練」についても平行して実施し、指揮本部で受け入れ可能病院を専用端末で確認しました。
※エリア災害登録とは…局地的発生または、多数の傷病者が発生したと判断した場合に医療機関に対し受け入れの要請を一斉に行うものです。

写真:集団災害(熱中症)対応訓練の様子4

写真:集団災害(熱中症)対応訓練の様子5


歩けない児童は担架で「保健室」に、その他の歩ける児童は冷房の効いた「家庭科室」と「図工室」に待機しました。
また、救急隊による「トリアージ」を行い、傷病程度の判定を行いました。
(児童役の腕に取り付けているのが「トリアージタッグ」です。)

写真:集団災害(熱中症)対応訓練の様子6
トリアージにより、緊急度の高い児童から救急車で搬送しました。

学校の事前検討による対応、情報整理により消防と連携を図ることができ、スムーズな対応が出来ました。

北消防署では、引き続き関係機関と身近で起こりうる災害に迅速に対応できるよう連携を図ります。

まだまだ、暑い日が続きますが、屋外での熱中症予防には、

「のどが渇かなくてもこまめに水分補給」

「無理をせず、適度に休憩を」

詳しくは次のリンクをご覧ください。

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