新型コロナウイルス感染症に関連する人権の尊重について
感染者や濃厚接触者、検査中の方、医療従事者に対する偏見・差別などの現状
実際に以下のような切実な声が寄せられています
生活の場面で
- 濃厚接触者になった人から、罵声を浴びせられた。
- 玄関や店の扉に「出て行け」「自粛してください」などの張り紙をされた。
- 頻繁な苦情電話をかけられた。
学校や保育園などで
- 感染したことが周囲に伝わると、学校で子供がいじめられそうだと心配だった。
- 濃厚接触者であることを知られたくなかったので、子供が学校を休むことに不安が募った。
- 家族が医療従事者というだけで、学校や保育園から通学・通園を拒まれたように感じた。
仕事の場面で
- 職場の雰囲気から、仕事を辞めざるを得ないかもと悩んだ。
- 回復後、復職したら、一緒に働きたくないとパートの同僚が辞めた。
- 体調不良を職場に言いづらかった。
保健所の調査対応で
- 会社、学校、立ち寄り先に迷惑をかけたくなかったので、保健所の聞き取りに答えられなかった。
このウイルスは誰にでも感染しうるものです。
人は、恐怖心、不安感から人を傷つけるような行動をとってしまっていることがあります。
実際に、感染者や濃厚接触者、医療従事者が偏見や差別に苦しんでいます。
ウイルスについて正しく理解を深め、今できることを実践していきましょう。