ようこそ平和祈念資料館ライブラリーへ


平和祈念資料館には、約4,000冊を超える広く「平和」に関する書籍を所蔵しています。

平和祈念資料館の職員がお勧めする本や、ぜひ読んでいただきたい本を紹介していきますので、ぜひご利用ください。



「戦争と漫才」

 

解説 :藤田富美恵

出版社:新風書房


戦争中、戦地の兵隊さんに送る慰問袋というのがあったのはご存知でしょうか?

この本に掲載されているのは「読んだその手で慰問袋へ」というキャッチコピーで

大阪パックという出版社から当時十銭で販売されていた漫才の台本です。

慰問袋の中身として人気だったのは、キャラメル・氷砂糖・タバコ・内地の新聞など

だったそうですが、かさばらない雑誌というのも入れることができたそうです。

カラー表紙には当時人気だった芸人さんの親しみやすい似顔絵や名前が出ていて、

内地の人のみならず、遥か故郷を離れた兵隊さんも、それを手に取っただけで心和む

一冊だっただろうと思えます。

解説文を寄稿されている藤田富美恵さんは、「上方漫才の父」として戦後も活躍された

秋田實氏の娘さんで、ご自身の記憶や、秋田氏が残された資料をもとに当時の時局や

お父様の気持ちをお書きになっています。

満州事変、日中戦争と戦局がひっ迫するにしたがい、国は庶民の生活をどんどん窮屈な

ものにしていきました。戦意高揚に反するものに対しては厳しい検閲が入り、寄席でも、

警察官や憲兵が台本と違っていないかを監視し、少しでも違っていたりすると始末書や

叱責という処分があったそうです。

そのような検閲とのせめぎあいの中、言葉の言い回しや洒落を織り込むことで少しでも

笑いに変えようとする絶妙な匙加減に、作者の力量を感じます。

台本部分は旧仮名遣いで多少読みづらいかと思いますが、当時そのままの雰囲気もぜひ

味わってください。

 


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