医師へのインタビュー

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※保健所の医師業務は、保健所長以外にもありますが、今回は保健所長業務についてご紹介します。

保健所長以外の医師につきましては、所長補佐業務や医学的判断を必要とする業務等に携わっていただきます。

Q.現在の業務内容を教えてください。

保健所長の主な業務は、保健所内の組織管理です。保健所は病院や三師会(医師会・薬剤師会・歯科医師会)、市の保健センターや府庁との連携が多く、「縁の下の力持ち」「組織と組織の接着剤」としての役割を果たしています。災害時のDMAT(災害派遣医療チーム)の受け入れなど緊急時の対策も重要ですが、日ごろからの組織と組織をつなぐ役割も重要です。多くの人や組織と連携し、いろいろなことを経験したい人には保健所での業務は魅力であると思います。

Q.行政で働くことを選んだ理由を教えてください。

元々は耳鼻科で勤務していましたが、臨床患者だけでなく、広く地域を見て仕事をすることや、いろいろな組織・人の間を取り持つ仕事に魅力を感じて行政で働くことを選びました。保健所での仕事は臨床とは違い、医師だけで仕事を進めることはできないため、様々な職種と仕事ができることも行政を選んだ理由の1つです。
Q.仕事の魅力・やりがいを教えてください。


職種連携

臨床で働いていると1年目から自分の担当患者の治療法などは自分で決定していきますが、保健所は組織で動いており、いろんな専門職との協力がなければ業務を進めることができません。多くの人と関わりながら仕事ができることは保健所で働く魅力だと感じています。

また、行政は法律などの枠組みの中であれば、自治体の裁量で施策を考えることができます。大阪北部の地震の際も、市の保健センターや医師会と連携して役割分担し、市が避難所の巡回等で把握した情報を府庁へ伝達するなど、臨機応変に対応することができました。
保健所長の仕事はどれだけ「人と仲良くできるか」が鍵だと思っています。困った時には頼れる関係、時には頼られる関係づくりができるかが大切です。日ごろから顔の見える関係のおかけで仕事を円滑に進めることができると考えています。

吹田保健所独自の魅力としては、保健所の隣に保健センター、三師会があることがです。隣接しているため、連携が取りやすいと感じています。さらに、在宅介護に力を入れている自治体が多い中で、在宅医療にも力を入れているところは吹田市独自の魅力です。

 


人との連携

Q.印象に残っている業務を教えてください。

新型インフルエンザが発生したときのことが非常に印象に残っています。当時の勤務先は吹田保健所ではありませんでしたが、多い時では日に420件も問い合わせがありました。全職員交代で電話対応をしたり、マニュアルを随時更新したりしましたが、それでも対応が難しいほど多種多様な問い合わせが寄せられました。また、病院と会議を行ったり、個別に病院を訪問したりして、インフルエンザ対策に関する行政の考えを医療機関に伝えて回りました。最終的に理解してもらえた時には、やりがいというより感謝の気持ちを感じました。


※保健所で働く大阪府職員の方へインタビュー(平成30年7月実施)をした内容をもとに掲載しています。


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