平成30年度病院職員対象研修会

ページ番号1015885 更新日 2022年9月21日

病院職員を対象とした研修会を開催しました

病院職員の在宅医療への理解促進や病院と在宅医療・介護関係者の更なる連携促進、病院同士の役割分担と連携の促進を目的とした新たな取組として、病院の医師や看護師、相談員等を対象とした研修会を開催しました。

研修会開催概要

写真:田村先生講演

日時
平成31年3月16日(土曜)午後1時から午後4時15分まで
場所
市立吹田市民病院1階講堂
対象
吹田市内15病院職員
参加者
40人(内訳:医師6人、看護師21人、相談員7人、その他6人)
内容
  • 講演(おおさか往診クリニック理事長田村学氏)
  • 報告(吹田市高齢福祉室職員)
  • 情報交換会(フリートーク・テーマトークの2回)
共催
吹田市医師会

講演「在宅医療について 在宅医療と病院との円滑な医療連携の必要性」

写真:田村氏
田村学氏

講演者:おおさか往診クリニック 理事長 田村学 氏
吹田市で在宅医療を提供している医師から、訪問診療で提供される医療の内容や、人生の最期を在宅で迎えられる方への医療の実際、また、在宅療養者の急変時等の入院受入れや退院時における病院と在宅医療提供者との連携の重要性などについて、実例を交えながら具体的なお話をしていただきました。
参加者からは、「在宅医療に関する具体的なイメージがもてた」「在宅医療において病院が果たす役割が理解できた」との感想がありました。

報告「多職種による在宅療養生活の支援について 事例をとおして」

報告者:高齢福祉室職員
高齢福祉室職員からは、在宅での療養は、在宅医や看護師などの医療職だけでなく、介護職も含めた多職種の支援によって実現しているということや、患者が退院される際にも在宅での具体的な生活をイメージした支援を考え、退院前から在宅医や訪問看護師、ケアマネジャーなどとの顔合わせや情報交換をする必要性などについてお話しました。

情報交換会

在宅で療養している方が、急変や状態が悪化した場合など入院での治療や検査が必要となったときにも、適切に病院での医療が受けられるよう、各病院が役割分担と連携をし、地域全体で医療を提供する体制を構築する必要があります。また、入院から在宅生活へと戻る際にも在宅復帰に向けた医療が円滑に提供されるよう、病院同士の連携がとても重要になります。
今回、吹田市医師会の協力を得て、顔の見える関係づくりのため、昼食をとりながら話しやすい雰囲気を演出いただきました。

情報交換会では、各病院の得意分野や受け入れ可能な患者像等、医療連携をするうえで役立つ情報や、入退院支援時の工夫点等の情報交換をしていただきました。

写真:情報交換会の様子1
情報交換会の様子1
写真:情報交換会の様子2
情報交換会の様子2

研修会終了後に行ったアンケートでは、すべての参加者より「病院間の情報交換が必要である」と回答いただきました。

現在、病院でも入退院時の支援の充実や地域の診療所等との連携強化に取り組まれています。引き続き、吹田市でも、在宅医療の推進の観点から、病院職員の在宅医療の理解促進や、病院と診療所等との連携促進や病院同士の連携促進につながる取組を推進していきます。

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健康医療部 保健医療総務室
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:06-6339-2225(音声ガイダンスにつながります) ファクス番号:06-6339-2058
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