小児肺炎球菌ワクチン接種

ページ番号1016757  更新日 2022年10月18日

病気の説明

肺炎球菌は、乳幼児の上気道に感染後、ときに化膿性髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症や中耳炎、副鼻腔炎など気道感染症を起こします。
ワクチン導入前、肺炎球菌による化膿性髄膜炎は5歳未満人口10万人に対し2.6~2.9人とされ、年間150人が発症していると推定されていました。
死亡例や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)はヒブによる髄膜炎より高く、約21%が命に関わる場合や深刻な後遺症を残すとされています。

小児肺炎球菌ワクチンとは

子どもで重い病気を起こしやすい13の血清型について、子どもの細菌性髄膜炎などを予防するようにつくられたワクチンです。このワクチンを接種することで、侵襲性肺炎球菌感染症は減少しています。

ワクチンと副反応

副反応として、接種局所の紅斑、腫脹・硬結、全身症状として発熱、ぐずり、傾眠傾向などが認められる場合があります。

対象者及び接種方法

期区分 対象者 標準的な接種期間 接種間隔

初回(1)

(2)

(3)

生後2か月から60か月(5歳)未満 生後2か月から
7か月未満
生後24か月までに27日以上の間隔で(1)(2)(3)を1回ずつ接種
((2)が12か月を超えたら(3)は接種しない)
追加 生後2か月から60か月(5歳)未満 生後12か月から15か月未満 初回(3)終了後60日以上の間隔で、生後12か月以降に1回接種
  • 生後7か月から12か月未満で接種開始の場合、上記の接種間隔にて、初回接種は生後24か月までに初回(1)(2)、追加接種1回を接種。ただし、初回(2)は生後24か月までに接種し、それを超えた場合は接種しない(追加接種は可能)
  • 1歳から2歳未満で接種開始の場合、60日以上の間隔で2回接種
  • 2歳から5歳未満で接種開始の場合、1回接種

費用

無料

接種時に必要なもの

  • 吹田市の予診票
  • 母子健康手帳

接種場所

吹田市内の協力医療機関

吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種される場合は、次のリンクから手続き等についてご覧ください。

関連情報

このページに関するお問い合わせ

健康医療部 地域保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:
【感染症・難病・精神保健・事業推進】 06-6339-2227
【予防接種】 06-4860-6151
ファクス番号:06-6339-2058
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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