分娩前ウイルス検査を実施される医療機関の皆様へ
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中で、妊産婦は、自身のみならず胎児・新生児の健康等について、強い不安を抱えて生活している状況にあります。吹田市では、国の予算成立を受け、妊産婦の不安を解消するため、妊産婦に寄り添った総合的な支援を実施しています。
つきましては、本事業における分娩前検査を実施される医療機関のみなさまには、『新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査助成事業」等説明会』の資料をご覧いただき、実施いただきますようよろしくお願いします。
参考資料
厚生労働省母子保健医療対策総合支援事業実施要綱 (PDFファイル; 181KB)
厚生労働省母子保健医療対策総合支援事業における令和2年度第三次補正予算に係るQAについて (PDFファイル; 124KB)
新型コロナウイルス感染症に不安をかかえる妊婦の方へ (PDFファイル; 938KB)
PCR検査を実施する上での注意事項
検査の性質上、実際には感染しているのに結果が陰性になること(偽陰性)や、感染していないのに結果が陽性になること(偽陽性)があります。また、検査結果が陽性となった場合は、症状の有無にかかわらず、入院となったり、入院先が分娩予定の医療機関とならなかったり、分娩方法等の変更(帝王切開や計画分娩等)や分娩時の立ち会いの制限、分娩後一定期間の母子分離(お母さんと赤ちゃんが別室での管理となり、赤ちゃんに触れたり、授乳することができない)となる可能性があることをご説明いただき、その上で検査を希望される方に対して検査を実施していただくようお願いします。
詳しくは、リンク先の動画をご覧ください。
妊婦さんに対する新型コロナウイルス感染症対策(大阪府産婦人科医会作成)
※外部サイト(YouTube)の動画を別ウインドウで開きます。
※動画データの提供を希望される場合は、大阪府地域保健課にご連絡ください。
実施期間
令和3年度令和3年4月1日から令和4年3月31日まで
令和4年度令和4年4月1日から令和5年3月31日まで
※実施期間外に実施した検査は本事業の対象となりません。
※準備が整った医療機関から順次開始していただければ結構です。
制度の内容
助成対象者
次のすべてを満たす人が対象となります。
1 検査日時点で、吹田市に住民票がある方(健康保険証や母子健康手帳により住民票所在地を確認してください。)
2 以下の要件のいずれかに当てはまる方(令和3年4月1日以降)
(1)うつ状態にあるなど強い不安を抱える方
(2)基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧症、心血管疾患等)を有する方
3 他の自治体が実施する同様の費用助成を過去に受けていない方
4 分娩予定日がおおむね2週間以内の妊婦の方
5 検査日時点で、発熱など感染を疑う症状がない方
※発熱などの症状がある方や、無症状であっても医師等から検査が必要と判断された方は、この助成の対象ではなく、帰国 者・接触者外来等で検査を受けていただくこととなります。新型コロナ受診相談センターへ相談するようご案内ください。
新型コロナ受診相談センター
平日の午前9時~午後5時30分 TEL: 06-7178-1370、FAX: 06-6339-2058
※上記時間外の夜間・休日: 050-3531-4455
※電話番号のおかけ間違いにより、ご迷惑をおかけする事象が多発しています。ご連絡の際は番号をよくお確かめのうえ、おかけ間違いにご注意ください。
対象となる検査
唾液や鼻咽頭スワブ検体を用いたPCR検査、LAMP検査、抗原定量検査
※抗体検査や簡易キットによる抗原検査は対象となりません。
※検査前に医師から検査説明書に記載の内容を説明した上で、妊婦から検査申込書の提出を受ける必要があります。
※原則として分娩予定日が概ね2週間以内の時期に行うこととしますが、医師の判断により、一定程度検査の時期を早めても差し支えありません。
助成金額
妊婦1人1回限り、上限20,000円を助成となります。検査費用が20,000円に満たない場合は、その金額が助成金額となります。必ず20,000円をお支払いするものではありませんのでご了承ください。
実施手順
対象者の確認
妊婦からPCR検査の希望があった場合、助成対象となる条件をすべて満たしているかを確認し、次の手順に進んでください。
※吹田市外に住民票のある方は、吹田市の助成対象ではありませんので、妊婦がお住まいの市又は都道府県に問い合わせるようお伝えください。その場合、基本的に検査費用は全額妊婦から徴収し、領収書を発行していただくこととなります。
検査前の説明・書類の記入等
必ず妊婦に検査説明書を渡して医師から説明してください。
その上で、妊婦がPCR検査を希望する場合、妊婦に次の書類を記入してもらってください(いずれも印字可)。
● 検査説明書・検査申込書 (PDFファイル; 143KB)
検体採取・結果報告
- 検体の採取
妊婦から検体を採取し(唾液検体可)、検査を実施してください。
※唾液検体採取は、「唾液検体の採取方法 (PDFファイル; 200KB)」と「FAQ (MS-Excelファイル; 14KB)」を参考にしてください。
検査については、民間検査機関への依頼のほか、自院での検査実施も可能です。
防護服等の物資が必要な場合は、大阪府地域保健課母子グループ宛てにメールにてご相談ください。
※初回のご連絡の場合は、この事業を実施する旨も合わせてお伝えください。
※物資については、原則として大阪府庁に取りに行っていただく必要があります。
連絡先メールアドレス(大阪府地域保健課母子グループ)
chiikihoken-g03@gbox.pref.osaka.lg.jp【メールタイトルに「妊婦PCR検査」と入れて送信してください。】
- 検査実施の報告
検査実施(検体採取)後は、原則として検体採取の当日中に、大阪府外の都道府県の住民に対して行ったものも含めた1日分の検体採取件数を集計して、次の報告書により大阪府地域保健課母子グループ宛てにFAXで報告をしてください。
【検査実施報告書(Excel版 (12KB)、PDF版 (34KB)、記入例 (PDFファイル; 56KB))】
- 検査結果の報告
検査結果を踏まえ診断を確定し、妊婦に通知してください。
陽性であった場合は、速やかに吹田市保健所に「新型コロナウイルス感染症発生届」を提出してください。
届出先・届出書類
届出先:吹田市保健所(TEL:06-6339-2227、FAX:06-6339-2058)
届出書類:新型コロナウイルス感染症発生届(Word版 (50KB)、PDF版 (83KB))
【記入例(唾液検体使用時 (PDFファイル; 101KB)、鼻咽頭スワブ検体使用時 (PDFファイル; 101KB))】
- 妊婦から請求の委任を受ける場合は、受検当日に窓口で受検者から以下の書類を徴取してください。
費用の請求
- 妊婦が医療機関に請求を委任する場合(府内医療機関のみ可能)
毎月15日までに、前月に検査(検体採取日が基準)をした際に妊婦が記入した助成金申請書と委任状をまとめ、助成金請求書と合わせて吹田市母子保健課に提出してください。
※提出期間は厳守してください。特に、3月分の請求は、決算処理の都合上特にご注意ください。
※費用については、請求書を提出した翌月末頃(検体採取の翌々月末頃)に請求書に記載された口座に振り込みます。
- 妊婦が直接吹田市に請求する場合
検査費用は全額妊婦から徴収し、領収書を発行してください。
※保健センターに申請されたPCR検査が事業の対象であるかを確認するため、医療機関に問合せさせていただくことがあります。ご了承ください。
新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査助成事業」説明会(令和2年度開催)
事業実施にあたり開催した説明会に関する情報は以下のとおりです。
内容及び資料
- 説明会次第 (PDFファイル; 44KB)
(1)主催者挨拶
大阪府健康医療部保健医療室地域保健課長 浅田 留美子 氏
≪動画:外部サイト(YouTube動画)を別ウィンドウで開きます≫
(2)事業説明「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査事業について」
大阪府健康医療部保健医療室地域保健課 担当者
資料1 (PDFファイル; 1297KB)、事業リーフレット (PDFファイル; 250KB)
≪動画:外部サイト(YouTube動画)を別ウィンドウで開きます≫
※説明会開催後に唾液を用いた検体採取も対象となったため、資料が改訂されました。
資料1(改訂版) (PDFファイル; 850KB)、事業リーフレット(改訂版) (PDFファイル; 242KB)
(3)講演1「無症候妊婦へのコロナウイルス検査導入の概要」
講師:地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター 副院長 光田 信明 氏
資料2 (PDFファイル; 439KB)
≪動画:外部サイト(YouTube動画)を別ウィンドウで開きます≫
(4)講演2「新型コロナウイルス感染症の検査(PCR検査)の特性と取り扱いについて」
講師:大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学 教授 朝野 和典 氏
資料3 (PDFファイル; 1481KB)
≪動画:外部サイト(YouTube動画)を別ウィンドウで開きます≫
(5)関係者紹介
大阪府助産師会、民間検査会社