山田・千里丘地域

プロフィール

市域東部に位置しており、山田川や旧小野原街道沿いに古くから大きな集落が形成されています。集落内には旧家や由緒ある紫雲寺、圓照寺、山田伊射奈岐神社、太鼓神輿や権六おどりなど、有形、無形の歴史的資源が数多く残されています。
山田西地区では、民間マンションや住宅団地の建設により急速に市街化が進みましたが、ヒメボタルの保存活動や公民館活動などコミュニティ活動が盛んに行われています。また、千里丘地区では企業の厚生施設、毎日放送千里丘放送センターなどの施設が立地していますが、比較的緑の多いこの地域でマンション開発などが進んでいます。
阪急山田駅周辺では、地域住民と事業者、行政によるまちづくりが実施され、さらに公共施設の整備により、新たな交流拠点が形成されようとしています。

まちの様子

人口

人口増加が続き、年少人口の比率が高く、子どものいるファミリー世帯の比率も高くなっています。

土地利用・住宅

6階建て以上の共同住宅の比率が5割、持ち家の比率が6割を超えています。住宅地の評価では、緑や自然環境の満足度が高く、職場への通勤の利便性は満足度が低くなっています。

地域マップ

まちづくりの基本方向と計画

(1) 山田の旧集落とその周辺

基本方向

地域に点在する歴史・文化資源を生かし、歴史・文化のネットワークの形成に努め、魅力あるまちづくりを進めます。

計画

• 山田伊射奈岐神社、紫雲寺、圓照寺などの歴史・文化資源を生かしたまちづくりを市民の協力の下で進めます。
• 旧集落に現在も残る歴史的まちなみの面影を生かし、趣のある景観形成を図ります。
• 旧小野原街道や山田川沿いの道を、歩いて楽しめる道として活用します。
• 古くから伝わるまつりなどを通じて、幅広い層の地域住民の交流を促進します。

(2) 千里丘

基本方向

地域内の比較的まとまった緑の保全を図ります。また、住宅開発に伴う若年ファミリー層の流入に対応できるよう、公共施設の適正配置に努めるとともに、良好な住環境の保全と育成に努めます。

計画

• 土地所有者や開発事業者などの協力を得ながら、緑の保全を図ります。
• 学校をはじめとする公共施設の適正配置や幹線道路の整備に努めます。
• 大規模な開発に対する住民意見が反映される仕組みづくりを進め、良好な住環境の保全に努めます。
• 地区計画制度や建築協定制度などの活用や、景観の誘導などにより、良好な住環境の保全と育成を図ります。
• 交通の不便な地域での移動手段について検討します。
• コミュニティの振興と活動拠点の整備を進め、住民同士の交流を促進します。

(3) この地域全体

基本方向

これまで営まれてきた地域でのさまざまなコミュニティ活動と連携し、住みよいまちづくりを進めます。
誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めます。
道路整備などに努め、生活環境の向上を図ります。

計画

• コミュニティセンターの運営に、より多くの市民の参加を促し、市民の多様な活動の拠点として、また地域福祉の拠点として事業の充実を促進します。
• 地区集会所や地区公民館を活用した子育て支援をはじめ福祉や教育など、地域のさまざまな活動を支援し、交流を促進します。
• 千里丘豊津線、箕面山田線の事業に伴う街路樹の植栽など周辺環境整備に努めます。
• 雨水施設の未整備地域では、その効率的な整備に努めます。
• 山田西地区には、今後更新時期を迎える分譲マンションが多く立地しており、これらの維持管理や建替えに向けた支援を進めます。