片山・岸部地域

ページ番号1008663 更新日 2022年9月21日

プロフィール

地図:片山・岸部地域の位置

千里丘陵のすそ野にあたり、古来より丘陵の斜面と豊富で良質な粘土を用いて窯業が営まれ、後期難波宮や平安京の造営に用いられた瓦の生産地であったことが知られています。
明治時代には、ビール工場が創業し、大正時代には国鉄吹田操車場が設けられ、「ビールと操車場のまち」とイメージさせた地域です。昭和に入ると「産業道路」と呼ばれる大阪高槻京都線の開通を機に、片山商店街が形成され、住宅地として発展しました。
片山公園とその周辺には中央図書館や市民体育館、総合福祉会館、男女共同参画センター(デュオ)などが集積し、公共施設ゾーンが形成されています。
東部には、大阪学院大学が立地し、また、北東部には由緒ある寺社があり、旧集落の面影を一部に残しています。
現在、この地域では紫金山公園の整備や都市計画道路・千里丘豊津線の整備が進められています。

まちの様子

人口

人口は一時増加しましたが、現在は減少しています。

グラフ:人口・世帯数の移り変わり、年齢3区分別の人口割合

土地利用・住宅

一戸建と長屋建住宅の比率が高い地域です。住宅地の評価では、道路や歩道の整備状況で満足度が低くなっています。

グラフ:住宅地の評価

地域マップ

地図:片山・岸部地域

まちづくりの基本方向と計画

(1) 片山公園とその周辺

基本方向

地域に集積している福祉、保健、医療の関係施設や機関の連携を深め、誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めます。
片山公園と周辺に整備されている公共施設を生かし、市民の交流広場づくりを進めます。

計画

  • 総合福祉会館、保健センター、子ども家庭センターや社会福祉協議会など福祉、保健、医療の関係施設や機関の集積を生かし、拠点としての機能を高めます。
  • 片山公園を緑の拠点とし、周辺に整備されている図書館や市民会館、体育館などの資源を生かし、集いと憩いの交流広場づくりを進めます。

(2) 紫金山公園とその周辺

基本方向

地域に点在する歴史・文化資源や自然を生かし、地域文化の創造や、歴史・文化・自然のネットワークの形成に努め、魅力あるまちづくりを進めます。

計画

  • 旧街道沿いや吉志部神社への参道を、個性ある景観として継承・育成し、歩いて楽しめる道として活用します。
  • 地域に残されている歴史的なまちなみを生かしたまちづくりを市民の協力の下で進めます。
  • 紫金山公園一帯の自然や歴史・文化環境を保全し、市民の交流を広げる場とします。また、博物館を活用し、身近な地域の歴史・文化を学ぶ機会の創出に努めます。

(3) 大阪学院大学とその周辺

基本方向

地域の人と大学や学生との交流を深め、岸辺駅と正雀駅が近接する交通至便な立地特性を生かした、にぎわいと活気のあるまちづくりを進めます。大学を地域資源として生かし、地域文化を育みます。

計画

  • 商業者との協働により、学生と地域の交流の場の充実に努め、にぎわいと活気のある商業地づくりを進めます。
  • 大学の施設開放やまちづくりへの参加などを促進し、市民の学習環境の充実と市民文化の振興を図ります。
  • 大学の専門的研究機能や情報発信機能、学生の潜在能力やエネルギーを地域文化の発展とまちづくりに生かせるよう、大学との連携事業を推進します。

(4) この地域全体

基本方向

これまで営まれてきた地域でのさまざまなコミュニティ活動と連携し、住みよいまちづくりを進めます。
誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めます。
防災性の向上や、緑化の推進などに努め、生活環境の向上を図ります。

計画

  • 地域住民が活用できる広域的なコミュニティ施設を整備するとともに、活動の場や情報の提供などを通じ、コミュニティ活動を支援し、住民同士の交流を促進します。
  • 地域における支え合いのネットワークの形成に向けて、地域の相談・支援窓口や民生委員・児童委員、ボランティア等の連携を進めます。
  • 木造建築物が密集する地区では、建築物の不燃化・耐震化や生活道路の整備改善、敷地内の緑化誘導を図ります。
  • 公園整備やまちの緑化に努めます。また、ポケットパークなど身近なオープンスペースの確保に努めます。
  • 交通の不便な地域での移動手段について検討します。
  • 豊中岸部線、千里丘豊津線、南千里岸部線の事業に伴う街路樹の植栽など周辺環境整備に努めます。
  • 浸水被害の発生地域では、雨水施設の能力増強の整備を計画的に進め、被害の軽減に努めます。また、雨水施設の未整備地域では、その効率的な整備に努めます。
  • 吹田操車場跡地の整備については、本市のみならず広域的な利用も視野に入れ、周辺地域との調和や居住環境の向上、緑豊かな公共空間の創出など、魅力的で独自性のあるまちづくりに向けて、市民、事業者の参画の下で、協働により取り組みます。
  • 岸辺駅周辺のまちづくりについては、「安心・安全なまち」「大学と共存するまち」「うるおいのあるまち」「人が集うまち」「心通わせるまち」の実現に向けて、市民、事業者の参画の下で、協働により取り組みます。
  • 大規模な開発については、新たな世代の流入が期待できる魅力的なまちづくりに向けて、周辺環境と調和した開発の誘導に努めます。
  • 日常生活の利便性に配慮した商店街の活性化とともに、店舗を活用した地域交流を促進します。

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