平成27年12月号市報すいた 市長コラム「センスアップ」

最近、「市報のセンスがよくなったね」「ファッション誌みたいにオシャレ」との嬉しい声が寄せられます。表紙でいえば、桂米團治さんの渋い着物姿、図書館でのドキドキする出会い、完成したスタジアムに立つガンバ大阪の遠藤選手などがありました。そして今月号は、障がい者が働く場の1つ、cafe'Kiraraです。落ち着いた雰囲気で、とても素敵に仕上がっていますね。

この「センスアップ」は私の指示ではなく、広報課の職員の創意工夫によるものです。私は、人の自ら育つ力を信じています。上司や年長者には「人材育成」というより「成長応援」「自育支援」の視点を持って部下に接してほしいと思っています。監督がベンチから直接指示を出す野球型よりも、キャプテンに任せてスタンドから見守るラグビー型ですね。指示・命令するだけではなく、信頼関係のもと職員の成長を促し、チーム一丸となって課題解決に取り組んでいく、そんな「センス」ある上司でありたいものです。

就任以来、「前例にとらわれず、センスのよい市役所に変えていこう」と職員に呼びかけてきました。これからも少しずつ、みなさんに喜んでいただける「センスアップ」に努めていきたいと考えています。