令和3年7月号市報すいた 市長コラム「面倒な市長」

ページ番号1013052 更新日 2022年9月21日

市長なる者は、職員にとって大抵面倒な存在です。
政策を形にする過程では、さまざまな情報収集を行い、あらゆる問題を想定し分析します。それは時に長期に渡ることも。そして協議を重ね立案し、幹部会議で了承されて、ようやく政策決定となります。
提案者には、その会議を「円滑に」進める責任があります。限られた時間で、問題の核心に至る議論ができるよう、提案者は会議出席者への事前説明に努める。こういうスタイルは産学官民問わず共通するものでしょう。
しかし、吹田市の面倒な市長(私)は、時として提案内容に真っ向から反論します。それに対して即座に腹の据わった答えが返ってこなければ、こちらが不安になります。「はい、もう一度やり直し」と言われないために、提案者側はあらゆる可能性を想定して検討する。この検討内容に深みを持たせるのが議論という行為です。
活発な議論により質の高い知恵を集結できる組織であるために、職員には「尽くすべきは市民であって、組織やそのトップではない」と伝えています。
ただし、仕事と家庭は別物。どうやら私の「ああ言えばこう言う能力」は、ビジネスの場限定にしたほうがよさそうです。「いちいち意見言わんと、なんで『せやなぁ』と人の話を聞かれへんの!」と怒られますから。

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