令和2年8月号市報すいた 市長コラム「生命維持装置」

ページ番号1013041 更新日 2022年9月21日

「命の次に大切なものは一人ひとり違う。あなたには必要無いものかも知れないけれど、人によっては命の次に大切な生命維持装置なんだ」と劇作家の平田オリザさんは言います。

オーケストラやアーティストのステージが無くなりました。高校野球が中止になり、オリンピックが延期になりました。ある目標に懸命に取り組んでいる人と、その姿に触れることを生きがいとしている人がいます。

「それくらい我慢できるでしょう」という人はいます。あなたが命の次に大切にしている生命維持装置って何でしょう。それを突如失った人の気持ちを想像して欲しい、平田オリザさんの言葉はそう語ります。

今こそ、文化・芸術やスポーツなど、人が幸せに生きる源泉となる活動を行っている人の存在に思いを寄せる機会なのです。

今年は地区敬老行事を中止とするほか、地域で行われる夏祭りや体育祭なども中止になると伺っております。これらはまさに地域コミュニティの生命維持装置ですが、来年こそ改めて安心して安全に開催できる喜びをかみしめましょう。

命の次に大切なものは人それぞれです。今回の災厄を通して隣人に寄り添う気持ちが生まれたなら、互いの幸せの価値観を認め合う成熟社会に向かえる希望を感じます。

私の生命維持装置ですか?今は仕事ですが、中断中のものがいくつかありまして…。

このページに関するお問い合わせ

総務部 秘書課
〒564-8550 大阪府吹田市泉町1丁目3番40号 (高層棟4階)
電話番号:06-6384-0196 ファクス番号:06-6384-2677
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

ご意見をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)