【新型コロナワクチン】有効性と安全性
ページ番号1015503 更新日 2023年12月6日
新型コロナウイルスワクチン接種の際には、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持ったうえで、本人の意思に基づいて接種を判断することが重要です。
ワクチンの有効性について
新型コロナウイルス感染症関連情報
新型コロナウイルス全般についての情報は、以下の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所ホームページ)をご確認ください。
大阪府内の感染状況については、以下の発生状況(大阪府感染症情報センターホームページ)をご確認ください。
オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチン
令和5年9月20日からの令和5年秋開始接種及び初回接種では、オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンの使用を基本とします。
このワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの一つであり、オミクロン株1種類のスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを成分として含む「1価ワクチン」です。

厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会においては、次の資料のとおり議論されました。
参考に以下の資料をご確認ください。
詳細は以下、厚生労働省ホームページをご確認ください。
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新型コロナワクチンの有効性・安全性について(外部リンク)
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オミクロン株対応1価ワクチンとは、どのようなワクチンですか。(外部リンク)
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オミクロン株対応1価ワクチンの接種にはどのような効果がありますか。(外部リンク)
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小児(5~11歳)の接種では、どのような効果がありますか。(外部リンク)
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乳幼児(生後6か月~4歳)の接種では、どのような効果がありますか。(外部リンク)
ワクチン接種を受けても、発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。
ワクチンの副反応について
主な副反応には、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、倦怠感、寒気、発熱等があります。稀に起こる重大な副反応としてアナフィラキシー(急性アレルギー反応)があります。
ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れむくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
また、ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
乳幼児(生後6か月~4歳)、小児(5~11歳)においても、臨床試験の結果から、同様の副反応が起こる可能性があることが確認されています。しかし、厚生労働省によると、ほとんどは接種後数日以内に回復しているため、安全性に重大な懸念はないと判断されています。
保護者の方はお子様に副反応の症状が見られる、または、食欲や活気がない等普段と違う様子が続くようであれば、速やかに医療機関を受診してください。
新型コロナウイルスワクチンは新しい種類のワクチンのため、これまで明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状がある場合は、接種医あるいは身近な医療機関に相談してください。
- 接種後すぐにあらわれる可能性のある症状
アナフィラキシー、血管迷走神経反射
- 接種後、数日以内に現れる可能性のある症状
接種部位の痛み、倦怠感、頭痛、発熱、下痢などが起こる可能性がありますが、これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
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新型コロナワクチン副反応について(厚生労働省)(外部リンク)
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オミクロン株対応1価ワクチンにはどのような副反応がありますか。(外部リンク)
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小児(5~11歳)の接種にはどのような副反応がありますか。(外部リンク)
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乳幼児(生後6か月~4歳)の接種にはどのような副反応がありますか。(外部リンク)
接種を受けた方への健康状況に関する調査
厚生労働省では、国内での接種開始後、様々な方法で安全性についての情報を収集し情報提供を行っています。
接種を受けた方への健康状況調査においては、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など様々な副反応の頻度などを調べています。
これまでに報告された調査結果などについては、厚生労働省ホームページで確認することができます。
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新型コロナワクチンの初回接種後の健康状況調査(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
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新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)後の健康状況調査(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
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新型コロナワクチンの追加接種(4回目以降)後の健康状況調査(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
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オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
副反応疑い報告
厚生労働省では、ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。
収集した報告については、厚生労働省の審議会に報告され、専門家による評価が行われ、その結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供を行っています。
副反応疑い報告は、ワクチンの接種後に現れた症状を報告するものであり、ワクチン接種との因果関係が不明なものについても報告を受けています。報告事例には、偶発的なものや他の原因によるものなど、ワクチン接種と関係がないものも含まれる可能性がありますが、透明性向上等のため、こうした事例を含めて公表しています。
これまでに発生した新型コロナワクチンの副反応報告については、厚生労働省のホームページにて公表されています。
【参考】吹田市における副反応疑い報告の状況(令和5年11月30日現在)
副反応疑い報告数 114件(うち死亡 18件) 接種回数 約115万6千回 報告頻度 0.010%(うち死亡 0.002%)
※現時点で吹田市ではワクチンと因果関係があると結論付けされた死亡事例はありません。
健康被害が起きた場合
健康被害救済制度について
新型コロナワクチンの接種により、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。
詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。
申請を希望される場合、申請先は接種時に住民票のあった市区町村となります。
申請書類などについては次のページをご確認ください。
大阪府新型コロナワクチン専門相談窓口(ワクチンの副反応など医学的な相談)
電話:050-3613-9605
ファクス:06-4400-9419
受付時間:午前7時~午後10時(土曜・日曜・祝日を含む)
ワクチンQ&A
Q:変異型の変異株の新型コロナウイルスにも効果はありますか。
A:一般論として、ウイルスは絶えず変異を起こしていくもので、小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。それぞれの変異株に対するワクチンの有効性がどのくらいあるのかについては、国において研究が進められています。
Q:妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。
A:妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンを接種することはできます。
Q:ファイザー社のワクチンと、モデルナ社のワクチンの安全性には違いがありますか。
A:いずれも、安全性を確認した上で国において承認されています。接種後の副反応については、症状の報告頻度等に多少の違いがみられます。
もっと詳しく知りたい方は、厚生労働省の「新型コロナワクチンQ&A」にワクチンに関する様々な情報が掲載されています。
ワクチン接種における学会の提言について
日本感染症学会
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COVID-19ワクチンに関する提言(日本感染症学会)(外部リンク)
(ワクチンの開発状況、作用機序、有効性、安全性等の基本情報について)
日本小児科学会
日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報(日本産科婦人科学会)(外部リンク)
(妊産婦の方の接種に関する情報について)
新型コロナウイルスワクチン副反応に関する研究にご協力ください
「大阪大学と吹田市との連携協力に関する基本協定」を締結している大阪大学では新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種後の体調変化に関する研究を行っております。
アンケート調査を実施することで、複数回のワクチン接種と罹患の状況の関連の実態を疫学的に評価することを目的としています。
本研究にご協力いただける方はスマートフォンにて以下のリンク先のアプリをダウンロードし、ご回答ください。
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このページに関するお問い合わせ
健康医療部 地域保健課 新型コロナウイルスワクチン接種事業担当
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番2号
電話番号:
【コールセンター】0120-210-750
ファクス番号:06-6339-7075