平成29年度 市民健康教室

「糖尿病を知ろう」第三弾を開催しました。

 教室名   

「糖尿病を知ろう」

と  き

 

平成29年12月21日(木)9:45~12:00


 会場

 保健センター3階研修室

内容

 

医師講演「糖尿病の病態・治療・予防について」

講師:吹田市医師会 森直人 先生


管理栄養士講演「糖尿病を防ぐ食事について」

講師:保健センター管理栄養士 


 参加者数

39人

 

教室の様子

 糖尿病の動向や原因、生活習慣との関係、合併症についてお話しいただきました。

糖尿病は日々の生活習慣によって引き起こされる病気であり、現代社会では、食生活の変化によって脂肪の摂取量が増加し、また運動不足であることが糖尿病になりやすい状況となっています。

 

医師の講演

HP使用分 医師



   早期の糖尿病は全く自覚症状がありません。糖尿病の方は、病気の進行とともにインスリンを出す力が弱くなっていきます。私たち日本人は欧米人よりもインスリンを出す力が弱いと言われており、糖尿病になりやすい体質とも言えます。

 糖尿病の治療で大切なことは、「早期に発見して早期に治療すること」です。血糖値が高い状態でも自覚できないため、血液検査をして自分の血糖値を知り、生活改善のきっかけとしましょう。定期的に健康診断を受けて血糖値が高い場合は、再検査を受けることが必要です。血糖値を高いまま放置しておくと、身体の様々な臓器に影響を与えます。特に、神経や血管が集中している臓器が影響を受けやすく、網膜症・腎症・神経障害は「糖尿病の3大合併症」と言われています。さらに、心臓病や脳梗塞の原因となる動脈硬化は、軽度の糖尿病の段階から進行します。

 糖尿病の治療では、合併症を予防することがとても重要です。糖尿病が悪くなってから治療を始めても、合併症の発症リスクは減らないと言われています。

 食事療法は糖尿病治療の基本となります。どんなに良い薬を使用しても、食生活が乱れていると糖尿病は良くなりません。食事の順番は、野菜→タンパク質→炭水化物の順番が望ましく、血糖値の急上昇を抑制します。食物繊維の摂取量を増やすと糖尿病のリスクを下げるという報告もありますので、野菜・海藻・きのこ類を積極的に摂りましょう。夕食に費やす時間が短い場合や夕食を摂る時間が遅い場合は、血糖コントロールが悪いという報告がありました。食事はゆっくりと食べ、夕食は8時までには食べ終わりましょう。朝食を抜くと体内時計が狂ってしまい、血糖値が上がりやすくなります。

 運動療法は食事療法と組み合わせると食事療法の効果を高めます。軽い運動で十分効果的です。運動は継続することが大切ですので、日常生活の中で歩く習慣を作りましょう。


 参加された方からは、「ウォーキングを実施したい。」「野菜を摂取する。」という具体的な実践方法についての感想が聞かれました。



管理栄養士の講演

HP使用分 栄養士


 糖尿病の予防のためには、適正なエネルギー量を知り、主食(ごはん、パン、めん類)、主菜(お肉、お魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜、きのこ、海藻類)のバランスのとれた食事を摂ることが大切です。それぞれの食品摂取の目安量やバランスよく摂取するコツなどをお伝えしました。

   参加された方からは、「バランスの良い食事を心がけたい」「食べる順番を気にしてみる」との声があり、自身の食生活を振り返る機会になりました。

 

 

 

  ご自身の体の状態を知るには、定期的に健康診査を受けることが大切です。毎年受けることで、体の変化などをいち早くキャッチして、健康管理に役立てることができます。是非、定期的に健康診査を受けましょう!

詳しくは大人の検診(保健センターホームページ)をご覧ください。