ヒートアイランド対策

ヒートアイランドとは、都市部の気温がまわりの地域に比べて高くなり、等温線を描いたときに、ちょうど島のように見える現象のことです。

吹田市は、第2次環境基本計画の重点プロジェクトとして、ヒートアイランド対策に取組んでいます。

 

 

ヒートアイランド現象と気温の上昇

日本の年平均気温は、都市化の影響が少ない地点では100年間で平均1.5℃の割合で上昇していますが、大阪では100年間で2.9℃上昇しています。この気温上昇はヒートアイランド現象によるものと考えられています。

(気象庁:都市化の影響による気温上昇等の解析結果について~ヒートアイランド監視報告(平成23年)~より引用)

 

 

大阪府域におけるヒートアイランド現象の状況

 

(大阪府ホームページ(http://www.pref.osaka.jp/chikyukankyo/jigyotoppage/heat_toha.html)より引用)

 

 

 

私たちの生活感覚でも、例えば、このような変化にお気づきでしょうか。

 

  • 最近、猛暑や酷暑などと呼ばれる日が多くなった。
  • 昔は窓を開ければ寝られたが、最近はクーラーなしでは寝られない。
  • 今の吹田の子どもたちは、雪遊びをしたことがほとんどない。

 

これらとヒートアイランド現象との因果関係はわかりませんが、夏冬とも、気温が高くなっていることはデータだけでなく、すでに体で感じられるほどになっています。

 

 

ヒートアイランド現象の原因

ヒートアイランド現象の原因としては、以下の3つが考えられています。

 

  1. 建物のコンクリートや、道路のアスファルトなど、人工的な構造物が増加したことにより、太陽からの熱を貯めやすくなっている。
  2. 建物の増加により、放射冷却が妨げられるとともに、空調機器からの排熱が増加している。
  3. 緑地や水面が減少したことにより、熱が冷めにくくなっている。

 

 

涼しく過ごすための工夫や知恵

どうしたら涼しく過ごせるか、簡単にできる方法を具体的に解説するパンフレットを作成しました。

 

ヒートアイランド対策リーフレット.jpg

(PDFファイル; 2942KB)

 

 

お役立ち情報満載のパンフレットですので、ぜひご覧ください。

 

 

吹田市の取組み

ヒートアイランド現象は、私たちの快適な生活環境を損なわせ、熱中症の発生と相関があり、また空調にかかるエネルギー消費量を増加させるため地球温暖化対策を困難にさせることにもつながります。

そこで吹田市は、ヒートアイランド対策を、第2次環境基本計画の重点プロジェクトとして位置付けて、施策に取り組んでいます。

 

ヒートアイランド現象の実態把握

本市におけるヒートアイランド現象(特に地表面温度)を調査しました。

 

本市の夏季高温化(地表面温度)の状況

平成23年度(2011年度)に、航空機搭載型赤外センサーを用いて、吹田市全域の地表面温度を撮影しました。

地表面温度が高いところは赤く、低いところを青く示しています。

 

昼間の地表面温度の状況

ビルや集合住宅が多い江坂周辺、JR以南地域、吹田サービスエリア周辺(五月が丘、佐井寺南が丘など)ほかで、地表面温度が高くなっています。

特に屋外駐車場、人工芝、建築物の屋根は温度が高くなっています。

一方、神崎川などの河川や、千里緑地・万博公園などの大規模な公園・緑地は、地表面温度が低くなっています。

 

夜間の地表面温度の状況

戸建住宅が多いJR以南地域は、夜間になると地表面温度が下がりますが、江坂周辺、吹田サービスエリア周辺ほかは、夜間になっても温度が下がらないところがあります。

特に、道路や屋外駐車場が高い温度を維持しています。

 

 

 夏季昼間の地表面温度 夏季夜間の地表面温度 
平成23年(2011年)8月11日  12時00分~12時30分   平成23年(2011年)8月10日  23時07分~23時38分
 夏季昼間における吹田市の地表面温度の図  夏季夜間における吹田市の地表面温度の図

 

(画像をクリックすると、別ウィンドウに大きい画像(約2MB)を表示します。)

 

 

熱環境(地表面温度較差)マップ

地表面温度データをメッシュ単位で集計し、昼夜とも相対的に温度が高い地域を把握しました。

相対的に温度が高いところは赤く、低いところを青く示しています。

 

ビルや集合住宅が多い江坂周辺、吹田サービスエリア周辺(五月が丘、佐井寺南が丘など)、大規模駐車場がある場所などは、昼夜とも相対的に地表面温度が高くなっています。

 

 

熱環境マップ

 

(画像をクリックすると、別ウィンドウに大きい画像(約1MB)を表示します。)

 

 

報告書

平成23年度 吹田市熱環境調査報告書(概要)(PDFファイル; 3323KB)

 

 

まちづくりにおけるヒートアイランド対策の推進

環境まちづくり影響評価(環境アセスメント)・環境まちづくりガイドライン【開発・建築版】での活用

吹田市のヒートアイランド現象の実態調査から得られたデータを、実際の開発事業におけるヒートアイランド対策の検討に使用しています。

 

大規模建築物・駐車場の所有者への啓発

大規模建築物・駐車場の所有者に、パンフレットを使って、ヒートアイランド現象とその対策を啓発しました。

 

吹田市のみなさん!  暑さの「秘密」と「対策」   お教え致します!(PDFファイル; 2942KB)

 

みどりのカーテンの設置

公共施設で、みどりのカーテンづくりを推進しています。

また、市民と協働して、みどりのカーテン講座を開催しています。

 

 

ドライ型ミストの設置

吹田市は、平成21年度(2009年度)に、国の交付金(地域活性化・経済危機対策臨時交付金)を活用し、JR吹田駅周辺まちづくり協議会に補助金を交付して、旭通商店街と錦通商店街への国内最長(全長1,044メートル)のドライ型ミストの導入を支援しました。

 

 

ドライ型ミスト1.jpg  ドライ型ミスト2.jpg 

 


7月から9月まで午前10時から午後6時までの間、自動制御(気温30 度以上、湿度70%未満で自動散布)により、ミスト(濡れを感じない微細な霧)を散布し、商店街一帯の気温上昇を抑制しています。


 

緑が少ない中心市街地のヒートアイランド対策となるだけでなく、買い物客は衣服を濡らすことなく快適に買い物を楽しめるため、中心市街地の再活性化にもつなげています。

 

 

〒564-8550  大阪府吹田市泉町1丁目3番40号   (高層棟2階・232番窓口)

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【ごみ減量・啓発】 06-6384-1702

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