下水道用語集

あ行

雨水流出抑制施設

計画以上の大雨が降った場合下水管きょから雨水が溢れてしまい、浸水の原因となります。できるだけ浸水が発生しないように下水管きょに流入する前に、公園や道路の下に雨水を貯める施設を設ける、学校の校庭に雨水を貯める、各家庭に雨水貯留タンクを設置する等、いろいろな施設があります。
  
汚泥
重力や生物の作用等によって水中の浮遊物質が沈殿、堆積し泥状になったものをいいます。

汚泥の有効利用
下水汚泥を加工し、緑農地等の有機肥料、あるいは建設資材等に利用することをいいます。

 

か行 

活性汚泥法
下水に空気を送り込むと原生動物等の微生物の集まり(活性汚泥といいます。)が、下水の汚れの原因である有機物を酸化させ無機物に変えます。この方法を用いて下水処理する方法をいいます。


管更生

老朽化した下水管きょの中に、新しい下水管きょを構築することです。反転工法や形成工法等様々な工法があり、下水管きょを取り替える場合と比べ路面の掘削を伴わないことから、交通規制等が少なくて済みます。
  
共同溝
整然とした都市形成を図るため、電気、ガス、上下水道、電信電話等の配管、配線を共同して同一の管内で行う目的で地下に構築される大断面きょをいいます。


下水

生活若しくは事業(耕作の事業を除く。)に起因し、若しくは付随する廃水(汚水といいます。)又は雨水をいいます。【下水道法第2条第1項に規定されています。】

 

下水道

下水を排除するために設けられる排水管、排水渠その他の排水施設(かんがい排水施設を除く。)、これに接続して下水を処理するために設けられる処理施設(屎尿浄化槽を除く。)又はこれらの施設を補完するために設けられるポンプ施設、貯留施設その他の施設の総体をいいます。【下水道法第2条第2項に規定されています。】
 
下水道法
流域別下水道整備総合計画の策定に関する事項並びに公共下水道、流域下水道及び都市下水路の設置その他の管理の基準等を定めて、下水道の整備を図り、もって都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質の保全に資することを目的とする法律(昭和33年法律第79号)です。


下水の排除方式

汚水と雨水を同一の下水管きょで排除する方式を合流式、汚水と雨水を別々の下水管きょで排除する方式を分流式、といいます。

 
降雨確率年
ある強さの雨(1時間に降る雨を高さミリメートルで表します。)が何年に一度の確率で降る、という場合の年数のことです。現在、下水道の雨水排水の計画では5~10年とするのが一般的です。

 

公共下水道

次のいずれかに該当する下水道をいいます。【下水道法第2条第3項に規定されています。】

主として市街地における下水を排除し、又は処理するために地方公共団体が管理する下水道で、終末処理場を有するもの又は流域下水道に接続するものであり、かつ、汚水を排除すべき排水施設の相当部分が暗渠である構造のものをいいます。

主として市街地における雨水のみを排除するために地方公共団体が管理する下水道で、河川その他公共の水域若しくは海域に当該雨水を放流するもの又は流域下水道に接続するものをいいます。

 

公共用水域

河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他公共の用に供される水域及びこれに接続する公共溝渠、かんがい用水路その他公共の用に供される水路をいいます。【水質汚濁防止法第2条第1項に規定されています。】なお、下水道雨水管きょ及び都市下水路は公共用水域とされています。
  
高度処理
二次処理より処理水の水質がさらにきれいになる処理をいい、二次処理の除去対象水質(BOD、SS等)の向上を目的とするもののほか、二次処理では十分除去できない物質(窒素、リン等)の除去率向上を目的とする処理も含みます。
 
合流式下水道
汚水と雨水を同一の管きょで排除する下水道のことをいいます。この場合、汚水と雨水が下水処理場に流入します。古くから下水道事業を行っている都市で多く採用されていますが、最近では分流式下水道が主流となっています。

コンポスト
脱水ケーキに空気を送り込み発酵させ、発酵熱により菌や雑草種子の死滅及び水分の除去を行ったもの。植物の栄養素である窒素やリンが含まれていることから、脱水ケーキは肥料として再利用されています。

 

さ行

シールド工法
地上の交通等を妨げる路面の掘削を避け、管きょを布設する工法です。シールド機(掘削機)の前部で掘削して、後部で管きょを布設していきます。
 
シビル・ミニマム
都市住民が享受すべき必要最低限の生活水準のことをいい、自治体が都市住民のために教育、交通、上下水道等生活環境改善施設として整備すべき必要不可欠な施設水準を示すものです。

終末処理場
下水を最終的に処理して河川その他の公共の水域又は海域に放流するために下水道の施設として設けられる処理施設及びこれを補完する施設をいいます。【下水道法第2条第6項に規定されています。】下水処理場と同意です。


受益者負担金

本市は、公共下水道に係る都市計画下水道事業に要する費用の一部に充てるため、都市計画法(昭和43年法律第100号)第75条の規程に基づく受益者負担金を徴収するものとする、としています。【吹田市下水道事業受益者負担に関する条例第1条より。】
 
除害施設
事業者等が下水道に汚水を排除する場合、下水道の機能などに損傷を及ぼすおそれのある汚水は、あらかじめ事業者が、下水道への排水許容基準水質まで処理しなければなりません。この処理施設のことをいいます。

浸入水
下水管きょには、排除すべきものとして計画された下水以外の地下水や雨水等が、管きょ継手部やマンホールの蓋穴及びます等から流入してくることがあります。これら計画外の水のことを浸入水といいます。

水質汚濁防止法
工場及び事業場から公共用水域に排出される水の排出及び地下に浸透する水の浸透を規制するとともに、生活排水対策の実施を推進すること等によって、公共用水域及び地下水の水質の汚濁(水質以外の水の状態が悪化することを含む。)の防止を図り、もって国民の健康を保護するとともに生活環境を保全し、並びに工場及び事業場から排出される汚水及び廃液に関して人の健康に係る被害が生じた場合における事業者の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図ることを目的とする法律(昭和45年法律第138号)です。
 
水質環境基準
環境基本法に基づき、水質汚濁に係る環境上の条件について、人の健康を保護し(健康項目)、及び生活環境を保全する(生活環境項目)うえで維持することが望ましい基準として国が定めるものをいいます。

総量規制
昭和53年の水質汚濁防止法及び瀬戸内海環境保全臨時措置法の改正により導入されたもので、従来の排出水の汚濁濃度規制に対し、汚濁総量(濃度×排水量)により規制する制度をいいます。

た行

脱水ケーキ

下水処理を行うと廃棄物として汚泥が残ります。汚泥は水分が多いため水分を少なくし固形物にします。その固形物をいいます。


単独公共下水道

公共下水道の内、市町村で管きょ及び終末処理場を有する下水道です。
  
都市計画事業認可
都市計画法による都道府県知事(市町村施行の場合)、国土交通大臣(都道府県施行の場合)の下水道事業施行の認可をいいます。この認可を受けた事業計画には、名称、事業地、設計の概要、事業施行期間等が定められています。
 
都市計画法
都市計画の内容及びその決定手続、都市計画制限、都市計画事業その他都市計画に関し必要な事項を定めることにより、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、もって国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的とする法律(昭和43年法律第100号)です。


都市下水路

主として市街地における下水を排除するために地方公共団体が管理している下水道(公共下水道及び流域下水道を除く。)でその規模が政令で定める規模以上のものであり、かつ、当該地方公共団体が下水道法第27条の規定により指定しているものをいいます。【下水道法第2条第5項に規定されています。】なお、都市下水路は一般的には雨水排除の施設で、吹田市にはありません。


取付管
公共汚水ます及び公共雨水ますと下水管きょを接続するために布設される管をいいます。

 

 な行

ナショナル・ミニマム
が全ての国民のために社会的責務として必要最低限の生活を保障すべき制度、施設の水準を示すものです。

 

二次処理

下水を活性汚泥法等で処理することをいい、現在の下水処理において一般的な処理です。高級処理と同意です。

 

 は行

廃棄物の処理及び清掃に関する法律
廃棄物の排出を抑制し、及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をし、並びに生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とする法律(昭和45年法律第137号)です。

 
排水設備
下水を公共下水道に流入させるために必要な排水管、排水渠その他の排水施設をいいます。【下水道法第10条第1項に規定されています。】下水道の供用開始後は、その土地の所有者等に設置義務が課されます。

BOD(生物化学的酸素要求量)
溶存酸素のもとで水中の分解可能有機物を生物化学的に分解するのに必要な酸素量をミリグラム/リットルで表したものです。水質汚濁の指標の1つで、数値が低いほど水がきれいであることを示します。
 
富栄養化現象
閉鎖性水域である湖沼、内湾及び内海等に河川等から栄養塩類(窒素やリンなど)が流れてくることにより、富栄養へと変化する現象。赤潮や青潮の発生原因となります。
 
普及率
下水道の整備状況を表す指標として用いられています。普及率には、面積普及率(市街地面積に対する管きょ整備面積普及率)及び人口普及率(総人口に対する下水道処理区域内人口の割合)等がありますが、現在では主に人口普及率が用いられています。


SS(浮遊物質量)

ろ過又は遠心分離によって分離される物質をミリグラム/リットルで表したもので、無機性のものと有機性のものがあります。水質汚濁の指標の1つで、数値が低いほど水がきれいであることを示します。
 
分流式下水道
汚水と雨水とを別々の管きょで排除する下水道のことをいいます。この場合、汚水だけが下水処理場に流入し、雨水は河川等にそのまま放流します。
 
閉鎖性水域
湖沼や内湾のように水の滞留時間が比較的長く、水の交換が行われにくい水域をいいます。水理特性上汚濁物が蓄積しやすいため水質汚濁が進行しやすく、また、その回復が容易ではありません。

ポンプ場
下水は下水処理場や吐き口まで自然流下で流れるのが原則ですが、管きょが深くなり過ぎた場合や管きょのほうが放流河川より深い場合(天井川など)で、自然流下で流れないことから下水をくみあげるために設ける施設のことをいいます。

 

 

ま行

マンホール
下水管きょと地上を結ぶ施設で、下水管きょの点検、清掃等のために人が出入りする施設のことをいいます。人孔ともいいます。

 

 

ら行

流域関連公共下水道
流域下水道に接続する公共下水道をいい、独自の終末処理場を持っていません。

流域下水道
2以上の市町村からの下水を処理するための下水道で、終末処理場と幹線管きょから構成されています。事業主体は原則として都道府県です。

流域別下水道整備総合計画
河川、湖沼、海域等の公共用水域の水質環境基準を達成維持するため、公共の水域または海域ごとに策定する下水道整備に関する総合的な基本計画です。国が基本方針を定め、都道府県が基本計画を定めます。