吹田市下水道事業経営戦略

ページ番号1019367 更新日 2024年3月29日

　吹田市の下水道事業は、昭和34年（1959年）に市南部地域の浸水防除を目的として、下水道施設の整備に着手したのが始まりです。これまで、衛生的な生活環境の確保や河川等の水質保全、浸水防除等、市民の安心安全な暮らしを支える重要な役割を担ってきました。
　本市では、昭和30年代の千里ニュータウン建設に伴って大量に整備された管路が更新時期を迎えようとしています。また、下水処理場も供用開始から約50年が経過するなど、下水道施設の老朽化が急激に進んでおり、今後、更新需要の増大が見込まれます。
　一方で、収入の根幹となる下水道使用料の減少傾向は続いており、下水道事業を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。平成30年度（2018年度）には、今後の経営環境の変化に適切に対応し、より一層の経営基盤の強化を図ることで、将来にわたって安定的に事業を継続していくために、中長期的な基本計画として、計画期間を令和元年度（2019年度）から令和10年度（2028年度）までの10年間とする「吹田市下水道事業経営戦略2019」を策定しました。
　策定から5年が経過しましたが、この間には新型コロナウイルス感染症の感染拡大や急激な物価高騰等、社会情勢に大きな変化があり、本市下水道事業の経営環境にも大きな影響を与えています。経営戦略は経営基盤強化と財政マネジメント向上の柱と位置付けられるものであり、計画と実績とのかい離やその原因を分析し、分析結果を経営戦略に反映させる「PDCAサイクル」を通じて質を高めることが重要であることから、中間見直しを行いました。