JR吹田駅(南側)駅前広場再整備事業
ページ番号1009912 更新日 2022年8月30日
古くから吹田市の代表的な商業地域として発展してきたこの地区は市街地再開発事業(1980年1月完了)により交通拠点として整備され、長年市民のみなさんに親しまれてきましたが、整備から30年以上経過すると、島式バスターミナルの乗り換えの不便さや広場の段差、放置自転車による通行の支障など改善を求める声が多くなっていました。
このため、「だれもが快適で住み続けられるまちの実現」をめざして都市再生整備計画を作成し、この計画に基づいて平成18年度から平成23年度まで駅前広場のバリアフリー化を行いました。
駅前広場の様子
整備前
整備後
平面図
駅前広場の形状
施設配置図
バリアフリー
新しくなった駅前広場には、エレベーターやエスカレーター、スロープなどとともに、バス・タクシー利用者以外の広場を通行する人も雨にぬれずに歩けるように連続した屋根を設置しました。また、目の不自由な方のために広場全体に視覚障がい者誘導用ブロックを連続して設置したり、手でさわる地図(触知図)や音声による案内サインなどを整備しました。
さらに、多機能トイレや身障者用乗降場なども設置しました。この多機能トイレは、多目的ベッドを設置しているオストメイト対応のトイレで、車イス利用者だけでなく誰でも利用できるトイレです。しかし、一般のトイレを利用できる方が多機能トイレを長時間利用すると車イス利用者が多機能トイレを使えなくて困っていることがあります。お互いに思いやりの心を持ってトイレを利用しましょう。また、身障者用乗降場は車イスの方などが利用しやすいように一般の方の駐停車はご遠慮いただくなど、だれもが利用しやすくなるようご協力をよろしくお願いいたします。駅前広場内は駐車禁止です。バスなどの公共交通の定時運行にご協力ください。
歩道舗装
JR吹田駅前広場は、吹田市域から排出された下水汚泥などを再利用した舗装材を使用しています。また、舗装の表面に空気中の窒素酸化物をきれいにする加工を行うなど環境に配慮した舗装材を駅前広場全体に設置しています。そして、このブロックは目地部分での振動が通常のインターロッキングブロックに比べて小さいので、車イスやベビーカーにもやさしいバリアフリーに配慮した舗装です。舗装の色やパターンは弱視の方に試していただいたうえで、景観にも配慮して決定しました。
放置自転車対策
広場の整備にあわせてJR吹田駅前中央自転車駐車場を移設しました。整備前には駅前広場内は放置自転車が多く通行の支障になっていましたが、広場の整備にあわせて地元で有料駐輪機を設置するなど放置自転車対策への取り組みを続けています。放置自転車の台数は整備後、大幅に減少しています。
防災スペース
JR吹田駅南側駅前広場は災害時の避難所には指定されていませんが、駅前には人が多く集まることが予想されることから既存の防火水槽を耐震性で容量の大きいものにかえたり、災害時を想定してソーラーLED照明、マンホールトイレ、かまどベンチ、収納ベンチなどを設置しました。
夜間照明
連続したシェルター照明によりシェルターの下を通行する際の照度を確保するとともに、さんくす橋階などの上から見たときの広場の様子にも配慮しました。
また、横断歩道部には視覚障がい者(弱視)のみなさんと実験しながら選んだ照明により、歩道と車道の境界部をわかりやすくする工夫をしました。駅前広場に新しく設置した道路用照明はすべて環境に配慮したLED製品です。
みどり
うるおいのある広場とするため、みどりができるだけ多くなるように駅前広場内に植栽を植えています。以前バスのりばのあった駅前広場の中央部分のスペースは四季を感じることができるようにサクラやサツキツツジなどの植栽を配置しています。
モニュメント
吹田市では、非核平和都市宣言、健康づくり都市宣言などを宣言しており、その宣言に関するモニュメントなども設置されています。
その他
ロータリー化の支障となるため交番の場所をさんくす夢広場内に移設しました。歩行者広場は、愛称募集の結果、「さんくす夢広場」に決定しました。
その他、広場中央部の植栽帯にはソーラーつきの時計を新しく設置しています。
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