平成31年4月号市報すいた 市長コラム「1461」

市長に就任して4年が経ちました。振り返ると、毎日試験を受けてきたような気分でした。

立て続けに襲われた昨年の自然災害時、完全な答えがない中、限られた時間で熟考し速やかに指示をしました。待機児童対策では「保育の質を低下させずに対応する」という明確なポリシーを発信しました。いずれの場合も、首長として決断力を問われた局面でした。

消防力の強化や、道路や橋、上下水道などのインフラ整備に大きな予算を投入する際には、皆さんの理解を得るための説明力が求められました。また、再生可能エネルギー重視の電力調達や、禁煙の推進に関わるスモークフリーシティ宣言など、前例のない取り組みでは、独自性を発揮する勇気と本気度を試されました。

2月にオープンした千里南公園内のカフェレストランでは、公園を楽しめる場として居心地のよさをとことん追求しました。話題となり、多くの人が訪れていることを嬉しく思います。

「吹田に住んでよかった」と実感してもらいたい、そして「もっと」に応えたい。その初心を胸に挑み続けた1461日。その日々を愛おしく思い出しながら、今回で一旦ペンを置かせていただきます。ご愛読いただき、ありがとうございました。