平成29年10月号市報すいた 市長コラム「天然知能とAI」

ページ番号1013088 更新日 2022年9月21日

囲碁、将棋、チェス。私はこれらが苦手です。小学生のとき、ルールを覚えたての私は2つ年上の兄にこてんぱんに痛めつけられました。これらに苦手意識を持っているのは、このときに負った心の傷のせいでしょう。

この5月、囲碁のトッププロが人工知能(AI)に勝てなかったというニュースがありました。過去の膨大なデータから瞬時に最適な答えを導き出すAIに、たった一度の人生で得た情報と知識で対抗することは、素手で重機に挑むようなものかも知れません。この社会は、力仕事を機械に、頭脳作業をコンピューターに頼りながら急速に発展しました。そして今や、コンピューター自身が物事を学習して考える、「AI」の時代となりつつあります。

市役所の仕事においても、AIの活用を想定しています。市に蓄積する大量のデータを深く解析することで、例えば健康寿命の延伸につなげられないかと、考えを巡らせています。

AIの進化は日常生活に驚きの未来をもたらすことでしょう。同時に、私たち「天然知能」の強みは「変革」と「創造」の力だということを改めて認識しなければなりません。そして、この力を磨き上げる子育て、教育が一層重要になるだろうと感じています。

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