平成28年8月号市報すいた 市長コラム「論理的非常識」
ページ番号1013074 更新日 2022年9月21日
30年も前になりますが、親友から「キミは言い訳と屁理屈が多い」と指摘され、強いショックを受けました。しかし、このことは、その後の私の人生の大きな教訓となっています。
責めを負いそうになった時、たいてい人は懸命に言い訳をします。「自分ではなく、誰か(何か)のせいでこうなった」と。その言い訳の中でも、逃げの「弁解」を「屁理屈」と呼ぶのでしょう。実に秀逸なネーミングです。
人は相手の言い訳に敏感で、それを聞くと不愉快に感じることがあります。一方、自身は言い訳をしている自覚があまりありません。
常識的に考えて、まずは自らの非を認めるべきところを、記者に対して懸命に弁解することで、さらに傷を深くする事例をテレビでよく目にします。また、「大人だけではなく子どもたちも、自らの非を認めず、外に責任を転嫁する傾向が強くなっている」と学校の先生からお聞きしました。
私は、自らを反省する姿勢と、非を認めたら率直に謝る潔さを持つ“勇気ある”大人になりたいと思い、「言い訳と屁理屈」を言うまいと心がけてきたつもりですが、いや、これがなかなか…。まだまだ修行が足りない私です。
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