メッセージ     

 

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 「緊急待機児童対策 ~有事にこそ問われる対応~」

 

過去最多の2,481人の方が吹田市での認可保育所の利用を希望されました。しかし、今年2月、この急激な申し込みの増加に、その4割にあたる1,018人の皆さんの行き先を決めることができませんでした。新年度から職場に復帰する予定がかなわなかった方々も多くおられることでしょう。保育を受けられることを前提に吹田市に転居して来られた方もおられるでしょう。本当に申し訳なく思います。


それから2か月、「保育力緊急強化宣言」のもとで全庁をあげて知恵を持ち寄り、市議会のご意見も参考にして、様々なアイデアを検討してきました。結論から言います。今後3年間で約2,150人の保育枠を増やすことを決断しました。現在の市の保育枠は約5,600人なので40%の増加です。待機児童の多くを占める0~2歳児の保育枠については、今後2年で約760人分を整備し、待機児童の解消を図ります。


吹田市の人口は現在約37万人。大阪市に隣接し、良好な住環境や交通利便性に恵まれ、過去5年間で人口が1万8,000人以上増加する急激な「転入過多」が続くとともに、子どもを預けて働きたいというニーズの高まりに対して、今回は「後追い」にはなりましたが、全力疾走で追いかけ、将来も見越して保育ニーズを「先取り」する計画です。


今後も、本市の人口と保育ニーズの増加は続くと捉えており、そのような全国でも珍しい自治体だからこそ、他にない大胆にも思える決断が必要と考えました。ただし、規制緩和による保育枠拡大という一時的な対応はとりません。保育は命を預かること。命にかかわる「保育の質」を落とすことなく保育力の強化を図る、これが子育て重視の本市の基本姿勢です。


速やかに取組を進めるとともに、国や大阪府とも協議してさらなる対策も検討するつもりです。(このプランの実施に3年間で約70億円の予算を見込んでいます)

 

         平成28年(2016年)4月15日

     吹田市長  後藤 圭二